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3冊の山関連本と最近の私

近況報告~さいきんの私~

お久しぶりです!!トモです。

2か月ぶりのブログ更新です。

夏~秋山にかけては、山、仕事、家庭と忙しくブログ更新が滞っていました💦

 

9月は残念ながら週末ごとの台風や雨に見舞われ、予定していた大型の秋山山行が次々と中止(-_-;)

そんな中、9月の末頃。

突然の身内の不幸があり、心身ともにバタバタと落ち着かない日々が続いていました。

 

ただ悲しみに打ちひしがれているわけではありませんでした。

はじめのうちは忙しくしていないと、ついつい考えてしまうので、あえて忙しくしていたところがあります。

なので、まったく山に行っていないわけではなく、自分の行ける範囲で山へ出かけております。

(少しずつではありますが、また記録として残していけたらと思います。)

 

自然の中にいると、日常を忘れ体を動かすことは気持ちが良いです。

母・妻・子・姉でもない私。看護師でもない私。

素の自分がそこに立っているような気がします。

厳しい山や場所に立つと、ちっぽけな自分が浮き彫りになりますね。

爽快感や絶景を観て自然から得る癒しとともに、

自分という存在なんて、広い宇宙の中でアリンコ1匹、石ころの欠片程度の存在なんじゃないか!?

そんな実感も湧いてきます。

 

先日、師匠から

「なんでこんな危ないことをしようと思ったの?こんなことしなければ、家族や周囲の人にも心配かけずに済むのに」

と、尋ねられました。

「なんででしょうね?」

私は、苦笑いみたいに、ただ少し笑いながらそう答えることしかできませんでした。

 

2018.11.7 

 

買ってよかった本

秋山と冬山の中間みたいなこの季節。

3冊の本をあらたに購入しましたので、紹介します。

なんとなく、自分の今の気分が表れているような気がしたので。

①coyote コヨーテ

私はあまりクライミングの有名人とか伝説のような人の存在、名前を知りません。

登山もクライミングも知らない、興味がない一般的な人と変わらない程度にしか知りません。

私の頭の片隅に記憶されているのは、植村直己さんとか、写真家の星野道夫さんとか、女性登山家の田部井さんとか…。

誰でも一度は名前を聞いたことがある、それくらい有名な方ぐらいです。

 

しかし、登山、クライミングをはじめてから時々、耳にする名前。

「山野井泰史」さん。

40年以上にわたって世界中の山を登り歩き、

かつて単独無酸素・アルパインスタイルにおいて

世界のトップクラスの実力を誇った孤高のクライマー山野井泰史。

引用:コヨーテ No.65Summer/Auturm2018

③凍(とう)という作品で沢木耕太郎さんがモデルにした山野井さんです。

 

③の作品を読む前に、いったい山野井さんとはどんな人なのだろう?という興味から購入を決めました。

なんでも山野井さんはあまりテレビなどのメディアには出ないらしいです。

この雑誌では、そんな彼が自分の言葉で語っている登攀への想いが読めると、どこかの紹介文でみて気になっている雑誌でした。

 

この雑誌の記事では、どうやって今のクライマー山野井さんへと成長していったのか。

アメリカの山岳雑誌「Alpinist」にも載ったというチョ・オユー南西壁を一人で登った時のエピソードや、現代の登山、クライミングについて。

自分自身の登山、クライミングについて。山野井さんの愛読書の紹介など。

 

誰かのために登るのではなく、ただ登ることが好きだという一心な想い。

引用:コヨーテ No.65Summer/Auturm2018

山野井泰史さんを表す、よい記事だと感じました。

 

私がハッとした山野井さんの言葉

ルート上のあらゆる動作についてひとつひとつ予想をたてて反芻する。計算できることはすべて計算し、ムダな動きをそぎ落していきます。登りはじめれば岩の状態や天候などによって、予想とまったく異なる状況にも直面しますが、そのたびに登り方を考え作りなおしてゆく。いまの自分の体がどうなっているか、正しいバランスにあるか、最良の手段は何かを考え続ける。手掛かりやルートを正確に見つめて、実際の動作へと瞬時におきかえていく。クライミングというのはそうした作業の繰り返しです。決して無心で登れるものではありません。引用:コヨーテ No.65Summer/Auturm2018

この本から得た気づき

クライミングをはじめて4か月弱。

実はこの記事を読み、つい先日のクライミングを思い出しました。

 

待ち時間が長かったため、ついつい景色や眼下に目を走らせ、ボ~としていたのです。

しかし、さて自分が登る番になると、先輩が苦戦していた箇所に来てはじめて「怖い」と恐怖心を抱いてしまいました。

へっぴり腰になってしまい、そこからその日の山行は納得の行く登り方が出来なくなってしまったのを思い出しました。

なんとなく、登っていた自分が恥ずかしい!!

あ~。私、何も考えずに登っていたんだな。

 

ボーと、景色見てる場合じゃない!!

怖いと恐怖心を抱くすきがないくらい、目の前の岩や、手や足の置き場、ルートファイディングに集中して登ろう!!

 

 

山野井さんの記事を読むだけでも絶対に価値のあるこの雑誌。 巻末にある谷川俊太郎さんの詩「ハダカだから」も、インパクトありますよ。

②新版 冬季クライミング

この本はたまたま見つけて、ついポチッとしてしまった本です。

でも、買ってよかったなと思えるのでご紹介します。

30年ぶりにクライミングの案内書が新版で登場! 出展:出版社より

情報は新しいほど良いですよね。

これからアイスクライミングをはじめようと考えているので、うってつけの本だと思い迷わず購入しました。

 

今年(2018年)、非会員でありながらも縁あって4月に、ある山の会の山行に参加させていただきました。

その時の山行で指導してくださった師匠との出会いが強烈で、その山の会に入会することに決めました。

入会してからは、今までの自分の登山スタイルでは計画すら立てなかったであろう山行に参加。

例えば、

  • 八ヶ岳(阿弥陀岳南陵・横岳大同心陵)
  • 北岳バットレス(第4尾根)
  • 穂高(明神岳東稜)

ブログではまだ記事に起こしてませんが、鋸岳という、なかなか手ごわい山行も山の会を入会後に経験してきました。

同時にアルパインスタイルの登山ということで、アルパインでは欠かせないクライミングを始めました。

 

本書を開くと、上記の無積雪期に登った山の名前があるではありませんか!!

やはり自分が登ってきた経験のある山があるというのはうれしいものです。

どんな岩壁だったのか、山や岩の雰囲気がイメージできます。

雪や氷の壁となった同じ山を、再び登ってみたい誘惑にもかられます。

 

またこれからのシーズン、関西からはアクセスしやすく、何度も訪れることになるであろう、御在所岳も紹介されています。

 

巻末には冬季クライミング グレード別ルート索引 も掲載されており自分の登りたいルートや登ったルートのレベルがわかります。

 

日本全国150のルートが網羅されているから、行きたい山、ルートがたくさん載ってる!!

③凍(とう)

※準備中

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