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やまのぼりブログ

【御在所岳】2ルンゼ奥又 アイスクライミング2022.3.5

2021~2022の冬季は御在所岳の氷結もよくアイスクライミングが楽しめました。

この記事では2022.03.05の山行記録とともに御在所岳の中でも人気の2ルンゼ奥又を注意ポイントなどと共にご紹介します。

3ルンゼを卒業したら奥又にチャレンジしてみよう

概要

奥又の全体像 裏道登山道から奥又は見えません

概要

場所:鈴鹿山系 御在所岳

種類:アイスクライミング

目的:日帰り トップロープもしくはリード&フォローでアイスクライミング

山行日:2022.03.05

メンバー:Nさん、Bさん、tomo (途中から知人の3人グループと合流)

御在所岳 藤内壁 2ルンゼ 奥又

参考

2ルンゼ奥又

Rグレード:2級

Pグレード:Ⅱ~Ⅴ-

アプローチ:テスト岩から藤内沢右岸の道を進む。藤内小屋から30分程度

適期:1月中旬~2月下旬

装備:奥又左ルートはスクリュー5本程度

参考引用文献:白山書房 新版アイスクライミング

中級者のリード課題におすすめなルートだよ

下降は来た道の藤内沢をピストンで戻るか、カモシカルンゼ(なめ滝)をあがりトレースがあれば稜線まで30分程度であがれる。

御在所岳のバリエーションルートを熟知している方なら、懸垂下降も使いながらいろんなルートでの下山方法が考えられますね

参考写真の黄色のライン1ピッチを横からみたところ

写真の黄色ラインの1ピッチをそのまま左上へ抜けていくとナメ滝の通称「カモシカルンゼ」へ。

そのまま上がっていけば稜線へ抜けれる。

山行記録

藤内壁出合から中又を見上げる

今回はアイスクライミングの仲間であるNさんを御在所岳へご案内しました。

御在所岳ははじめてですが、関東などのアイスクラミングの経験も豊富なNさんと2ルンゼへ向け出発です。

まずはお決まりの5合目付近にある出合で装備を装着。

見上げるとまだ1ルンゼ中又の氷結した氷を見てテンションがあがります。

いつかはチャレンジしてみたいですね

快適なコンディション

土曜日ということもあり混雑を予想し早めに集合出発したおかげで現地には1番に奥又へ到着。

今回は2ルンゼ最初のマイナス滝には登らず、そのまま藤内沢と詰め、途中沢から2ルンゼへトラバースし回り込みました。

まずはBさんと私でトップロープをはりにいきます。

(シングルロープ 50m2本使用)

私ものびのび楽しめました

そして各自3本ずつトップロープで登りました。

今回は気温も暖かく、ビレイ時の防寒をしなくてもなんとか過ごせる程度。

風もほとんどなく快適な練習ができました。

ロープが長いので風の強い日はビレイが大変です

途中、御在所のレジェンドと呼ばれる方の3人グループも合流。

ロープをシェアしてのぼっていただきました。

さすがベテランの登りはワルツのように軽やかかつスピーデイーでした

Nさんも安定した登りでさまになってます

今季は氷結状態もよく、真ん中部分の一番たっている箇所で70~80度程度の傾斜があります。

この日は気温も高く、アックスもアイゼンもよくささるため、難易度としては各段に易しく登れる状態でした。

途中、持ってきたガスで湯をわかし休憩をはさみながら皆さんでワイワイとアイスクライミングを楽しむことができました。

レジェンドの登りも見られてラッキーでした

昼近くには何パーティーも入っていましたが、皆さん2ルンゼを抜けて頂上へ向かっていかれました。

私たちが3本登り終える頃には雪が降り始めました。

今回は私たち以外は誰もいないのでマイナス滝を懸垂下降で藤内沢まで降ります。

真ん中のラインが一番たっていましたよ

マイナス滝までは懸垂下降で降りることもできますが、私たちは慎重にクライムダウンで

中尾根P2

上記写真の右下の雪部分の上端あたり、岩壁の基部あたりにマイナス滝の終了点であるアンカーポイントあり。

そこから懸垂で50mいっぱいで藤内沢まで降りられます

注意ポイント

イメージ写真

藤内沢を詰めて登っていくと、左手に小さな氷瀑が見えてきます。

2ルンゼ最初のマイナス滝です。

マイナス滝は幅3~4m 高さ15m程度の滝で中級者向き、フォローなら初心者にも良い練習ができます。

しかし、マイナス滝の上部には奥又の大きな滝がありそこでアイスクライミングをしている場合、落氷がすべてマイナス滝へと集まってきます

そのため落氷にあたる危険性があります。

奥又でアイスクライミングをしている気配があるなら、すみやかにリード&フォローで抜けるか、トップロープでの練習は止めましょう。

地形の特性からの危険予測も重要ですね

参考

暖かい時はグローブも薄手の物を使用。操作性を重視します

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