やっと2018年の山行記録に突入です♪
2018年。
最初の登山は娘と親子登山です。
しかも、入道ヶ岳の山頂でご来光を見ちゃおう!!
という、母の強引なたっての願いに応え長女がお供してくれることに♡
裏で貸したお小遣いを帳消しにするという取引があったというのは、ここだけの話デス…
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入道ヶ岳
標高:906m
鈴鹿セブンマウンテン・近畿100名山の一つ。
山頂はなだらかな台地になっており、鈴鹿山脈の中では比較的登りやすい山。
山頂からの眺望は伊勢湾、御在所岳、鎌ヶ岳など絶景が見られる。
また、椿大神社(つばきおおかみやしろ)の御神体の山。山頂に鳥居、奥宮がある。
ルート
登り⇒北尾根
くだり⇒井戸谷
登り
椿大神社の駐車場に4時半到着。
普段は登山者専用駐車場に停めるのですが、流石に元日。
初詣の参拝客で、神社にたどり着く前から道路は大渋滞です。
私達も第三駐車場へ誘導されるまでは道路で10分ほど並びました。
いかん!すでに出だしが遅れ気味です。
初詣の参拝客で参道が賑わっているなか私達、母娘は登山スタイルでかなり浮いています。
そんな参拝客でごった返す参道を颯爽とすり抜け、北尾根のスタート地点、愛宕社の鳥居前まで来ました。
真っ暗な中、私達、母娘の声とヘッドランプの灯りだけが闇の中で際立ってます。
ヘッドランプに照らされて、不気味に浮かびあがる鳥居と暗闇の中、激急坂な石段が続いています。
ママ、本当にココ行くの??
だから、一人じゃ寂しかったのヨ…
ひゃ~。マジで真っ暗。
超コワイかも。
本当、娘に一緒に来てもらってよかった!!
娘よ!アリガトウアリガトウアリガトウ…
心の中で何百回も呟きつつ…北尾根コースを出発です。
愛宕社の石段は、段差も高く、激登りでしたが…
一汗かいた頃、ふと顔をあげれば街の灯りに気がつきました。
あくまでも、母は怖がらず平気なフリです。
と、ここで最初の靴ひも直しタイム。
どうして、そんなにすぐに靴ひもが緩むの??
実はこの後も何回か娘の靴ひも直しタイムがあります。
親子というのは、言いたいことをついズバッと言ってしまいませんか??
でも、ここはガマンガマン。
なぜなら、この母娘でのご来光登山。
娘と交わした約束、それはケンカをしないこと。
そう。私達、母と長女は、家族の中でもすぐにぶつかる犬猿の仲。
誰かもう一人参加者がいれば、少しは仲次ぎ役がいて場は保たれるのだけど…
たった二人で、二人だけで…
本当に大丈夫???
実はナイトハイクの暗闇よりも、そっちのほうが大きな課題だったりします。
結び方が弱いんじゃないの???
んー。わからん。なんでやろ??
こんなやり取りを何回か繰り返すわけですが…
いつもの私なら、ついイライラしてしまいます。
でも、今日の約束。
ケンカをしないためには、ぐっと喉元まで出てきそうな言葉を飲み込み、娘が靴ひもを結び直すのを待ちます。
こんなやり取りをしつつも、穏やかに、そして暗闇に怯えながらも確かな足取りで進みます。
残雪が現れ始めた頃、冷たい冷気が頬をこすります。
ウェアの調整、靴ひも直し、水分補給。
各ポイントごとにこまめに休憩を取りました。
高度が増すごとに、街の灯りが見える範囲が広がります。
だんだん暗闇から薄明るさを感じ始めました。
娘の目には、この景色、空の色がどう映っているのかしら???
娘も最初は「コワイ」や「マジで?!」の連呼でしたが…
この頃には二人は苦難を共にする、よきパートナーに??
さぁ。だんだん、空が明るくなってきましたよ。
ゆっくりもしていられない。
先を急ぎましょう!!
このブッシュのトンネルはけっこうキツかったね。
言葉少なめな彼女。
母は「後、もう少しだよ!」「頑張れ~」と言いつつも…。
ズンズンと先を急ぎます。
だいぶ空が明るくなり…すでに日の出の時刻が過ぎているような…
鎌サマはまだ焼けていない…
ああ!やっぱり。
時、すでに遅し!!
でも、今日は雲が多いので海面からの日の出ではないようです。
後は鳥居のある山頂台地まで道なりに進みます。
太陽が見えたのと、ルートが平らになったことで急に娘に元気が出てきました♪
娘はズンズンと母を置いて先に進みまます。
山頂まで、後、もう少し。
本当言うなら、鳥居のところでこれを二人で待ちたいところでしたが…
太陽の右上に小さな金の龍が泳いでいるように見えました。
おもわず立ち止まり、ご来光に手を合わせます。
山上ではすでにたくさんの人出です。
新しくなった鳥居越しに見る初日の出。
ご来光でオレンジ色に染まる鎌ヶ岳。
娘よ!
そのポーズは何???
小雪がちらつき風で寒さも倍増ですが、ずっと眺めていたいです。
レインの中にフリースやらダウンやら着込むように娘に指示。
私も急いで防寒バッチリに。
そして記念撮影(*´∀`*)
娘は背丈も体つきもスッカリ大人のようですが、まだまだコドモのあどけなさを感じます。
2018年の幕開け、こうして母と娘で山上でご来光を見られたことに感謝です。
下山
風も強く、じっとしてると寒いので下山します。
足取りの軽い娘。
なんだか幻想的な光。
おもわずみとれてしまいます。
下山は井戸谷ルートです。
四日市方面が見晴らしがよいです。
動物の足跡がルートを先行しています。
急坂なので娘にはストックを貸して。
上手にいいペースで歩けています。
余談ですが、娘の本日のウェアは全部、私が普段の山行で着ているもの。
登山靴だけが娘個人のモノです。
身長も抜かされ、山用の衣類は共有できるようになったので助かります。
キッズサイズの頃はすぐにサイズダウンして買い替えが大変でした(^_^;)
ザレ&ぬかるんでいるのでとても歩きにくいです。
渡渉を繰り返し、歩きにくい場所は巻いたりもしつつ…
渡渉も問題なくクリアしていきます。
小さな滝のあたりは、特にすべらないように注意して。
難なくクリア。
疲れが見えない娘。
さすが若いです。
転倒もなく安全、無事に下山しました( ´ ▽ ` )ノ
やっと愛宕社まで戻りました。
ここをくぐって登り始めたのだよ、と娘に教えました。
スッキリした表情の娘と私。
ご来光も山上で見られたし、もう一つのミッションでもあった「ケンカしない」も達成!!
私達2人のコンビでもヤレバデキル!!と喜んでいると、
今日だけじゃなくて、この1年ケンカしないようにしないとね!!
娘から諭されてしまいました…。