先日の山の会の山行(2018.1.6御在所岳 本谷でアイゼンでの岩稜登攀練習)で、
オーバーパンツにアイゼンで穴を開けてしまいました。
オーバーパンツやスパッツ(ゲイター)にアイゼンで穴を開けてしまうのはよくあることのようです。
他にも、雪山でシリセードをしたら、お尻に穴が開いたというのもあるそうです。
まだまだ雪山シーズン期間中。
何度も履きたいのに穴が開いているのはちょっと…。
簡単に買い替えることもできませんよね!
そこで修理にどれくらい時間と費用がかかるのかゴールドウィンに問い合わせてみました。
※電話問い合わせなので実物を見てではなく、あくまで一般的な修理代金と期間です。
参考
一般的な破れの修理
- 期間:2~4週間(繁忙期は4~6週間)
- 費用:2~3cmで2000円~(物によります)
実際には購入した販売店に持ち込み、そこからメーカーへ修理の依頼をするのが一般的な流れのようです。
正確に知りたい場合は自分の商品を購入した販売店へ持ち込み相談しましょう。
山の会の山行はほぼ毎週ありますし、ここは自分で修理(修繕、リペア)することにしました。
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修理に必要な物品
必要な物品・道具
- ハサミ
- 針と糸
- mont-bellゴアテックスパーマネントリペアシート20㎝×20cm
- アイロン
- アイロン用あて布
現在、販売されているものも上記と同じゴアテックスパーマネントリペアシートですが、20×20cmで500円でした。
モンベルさんのリペアシートは裏からアイロンで補修します。
強い接着力と防水性、透湿性も高くゴアテックス製品の補修にピッタリです。
ゴアテックスの修理(修繕・リペア)方法
step.1 補修個所の汚れを落とし、よく乾燥させておく
なんと、ここでエライことに気が付いてしまいました( ;∀;)
なんと、私のオーバーパンツは裏地にメッシュ生地をはさんだ2重構造なのです。
つまり、このメッシュ生地に阻まれて、破れた箇所が見えないのです。
メッシュ生地は四方八方ふさがっており、破れた箇所をオープンにするには、
メッシュ生地をどこかからか穴を開けて一度解体(?!)するしかありません。
一度は、あまりのめんどくささに心折れそうになりましたが…。
すでに道具をそろえリペアシートも買っています。
なんとか、メッシュ生地を傷つけないよう、縫製してある糸だけをほどき、
破れ箇所を修繕するための開口部を作ることができました。
step.2 破れた箇所を縫う
私はミシンを持っていたのでミシンで縫いましたが、手縫いでチクチクしても良いでしょう。
step.3 リペアシートを破れの大きさ形に合わせて切る
角を丸くカットしておくことではがれにくくなります。
破れた箇所(補修したい箇所)の裏地(身体側)上に、切ったリペアシートを置きます。
step.4 アイロンでリペアシートを圧着する
アイロンとアイロン台、あて布(ハンカチなど)を準備します。
あて布(ハンカチなど)の上から、中温(160℃)で20秒程度、強く押し付けるように圧着します。
少し冷めてから、リペアシートが端までしっかりくっついていることを確認します。
接着が不十分な時はもう一度あて布をしてアイロンで圧着しましょう。
普通ならここで完成なのですが…。
私の場合はメッシュ生地を元通りに直す作業があります。
めんどくさいなぁ…と思いつつ、ここまで来たらちゃんとしたい!!
表地を間違えて縫わないように注意しながら、裏地のメッシュ生地の開口部だけをミシンで縫いました。
一か所、なんだかピョコっとでているのは…ご愛敬(笑)
メッシュ生地の奥にはリペアシートが貼られているのがわかりますか?
表から見ると、こんな感じです。
リペアシートが内側に貼られているのが、浮き出てわかるかな?
糸で縫ってある箇所の大きさも最小限に抑えることができました。
これでまた普通に雪山で履ける♪
まとめ
今回はゴアテックスのオーバーパンツに開けてしまった穴を修繕する方法について記事にしてみました。
山の会の先輩のパンツやスパッツにも同じように補修した跡がいくつかあるのを見て、自分でもできるのでは?
と、チャレンジしてみました。
意外とできるものですね。
このモンベルのリペアシート、簡単にできて、なおかつ値段も1000円以内と思うとお得感も感じます。
誰でもできる!!
破れた箇所を、大きさに合わせてリペアシートを切ってアイロンで貼るだけ!!
簡単なので、買い替えや、修理に依頼する前に自分でチャレンジしてみては??
※私の場合は修繕したパンツの構造上ちょっと面倒な工程を挟みましたが。