広告 その他 山とクライミングと日常と

登山やクライミングをはじめて2回目の人生観の転換期

2025年4月現在。

ご無沙汰しております。

誰にご挨拶しているのか?

このブログを読んでくださっている方が一人でもいらっしゃるなら、少しでも興味を持ってくださった方がいるのなら、そんな誰かに向け書いてみます。

今回は1年以上ぶりのブログ投稿。

これをきっかけに、ブログを再開していこうと考えています。

 

最近の心境を自分自身の備忘録として。

もしかしたら登山やクライミングを趣味としてされている方で、悩みやモヤっとした気持ちでいる方がこの記事を読み

「こんな考えの人もいるんだな」

と、気持ちが軽くなったり、こんな気持ちでいるのは自分だけではないのだなと思えたり…

何かの参考になれば幸いです。

ブログを中断していた1年間はなにをしていたのか

ブログの更新が徐々に減り、ついには更新ストップしてから1年強。

全く山に行っていなかったのか?

 

いえ、普通に毎週のように山に行っています。

登山、ハイキング、クライミング、アイスクライミング、雨の日にはリードクライミングジムでの練習など。

天気の良い休日に自宅でジッとしていることなど考えられない!

そんな生活を変わらずに送っています。

 

時には家庭とのバランスを考え、家事をする日、家族の用事をする日など割り切った日もありますが

基本的に休日は山にいたい

 

自分自身の根本は何も変わっていない日々です。

 

 

変わった事と言えば、ブログ更新がストップしたあたり2024年3月頃

思うところあり、長年勤めた職場を辞めることにしました。

 

簡単に言うと

2024年の春は転職のタイミング。

2025年4月現在、1年かけやっと新しい環境にも慣れてきました。

 

この1年、新しい職場の仕事に慣れるのに必死でブログを更新できなかったのか?

こたえはNO。

それだけでもないのです。

 

仕事の悩みというのならわかりやすいです。

それならば、休日はストレス解消に山にばかり行っていました!!

と、言えるのですが…

心の内は、もっと複雑です。

何年もかけ大きく深く明確になってきたこと。

自分の今後の人生の方向性に関わるような悩みです。

1日、2日、考えたところで答えの出ないような想いを抱えながら、

「でも、どうにかしていきたいんだよな」

そんな気持ちで暮らしていました。

 

今回、ブログ再開にあたり何か大きなきっかけがあるのかというと、きっかけはありません。

日々、山や岩場で出会う仲間や人々との交流の中で、少しずつ自分の考えがまとまってきました。

 

いっちょ、文章にしてみようかしら。

自分でも気持ちを整理したい。

 

仕事と趣味と家庭とのバランス、しいては自分の人生観みたいなものが

モヤモヤしていたところから、雲間から青空が見え始めてきたようなそんな気分なのです。

 

登山をはじめて人生観が変わった時 1回目

18歳の時、あることがきっかけで「いつか自分も登山をしてみたい」と思い続けていました。

20歳、最初の一歩を踏み出します。

そして、結婚、妊娠、出産、子育てとライフステージは進んでいきます。

回数にすると少ないけれど自分のできる範囲で山を続けてきました。

 

登山という文化的で情緒的、全身運動なスポーツ、下山後の温泉・グルメまで旅を楽しめるという最高に素敵な趣味と出会え

明らかに私の人生が何倍も楽しくなりました

そして登山を趣味として初めて人生観が変わる程の影響を受けたのは山岳会に入った時です。

個人ではハイキングから小屋泊程度の登山で十分満足していた私ですが、

山岳会入会を転機に、各段に山の世界観が広がりました。

 

毎週のように山に入り、ハイキング、登山、アルパインクライミング、クライミング、アイスクライミング…

個人では想像もしていなかった山との関わり方を体験し、「もっと山に行きたい」とどっぷりと沼にはまっていきます。

 

登山をはじめて変わったこと

  • 高山植物、山野草に興味を持つことで、花や植物の知識が増え、より山を楽しめるようになった
  • オン、オフのメリハリがつき充実した休日を過ごせれるようになった
  • 行動、活動範囲が広がり山やクライミング関係の出会いが増えた
  • 体力がつき風邪をひきにくくなった
  • 仕事での些細なことでクヨクヨ悩むことが減り、休日のために頑張れるようになった
  • 好きなことに夢中になり楽しんでいる自分に自信を持つことができるようになった

 

登山をはじめて人生観が変わった時 2回目

先の登山をはじめて変わったこと、として人との出会いをあげています。

多分、登山やクライミングをしていなかったなら出会う事なんてなかったであろう、たくさんの人々との出会いがありました。

山岳会に限らず、クライミングやアイスクライミング、好きな花を通じてなど、様々な年齢、職業の方と出会い一緒に山に登ったりクライミングしたり交流させていただいています。

 

出会ってきた人の中には、その道のプロもいらっしゃいます。

例えば、ガイドやインストラクターの資格をお持ちで実際に本業とし、生業としていらっしゃる方。

また、もともとは普通のサラリーマンだった人が方向転換し登山やクライミングの専門店を開業された方。

他にないのならと自分でゼロからジムを作り、本業のお仕事もしながらジムを運営されている方。

超エリートな?お仕事をやめてまでも、ガイド資格を取得しアルパインクライミングに傾倒されている方。

アルパインクライミング、アイスクライミングでいくつも初登を果たし挑戦し続けている方。

自分の好きな事(山や自然に関連する手作りの品など)、自分の作品で生活されている方。

 

私にはとうてい真似できないような、すごい人物がたくさんいらっしゃって、刺激をたくさんもらっています。

中には現代のSNS・YouTubeなどメディアの力もありどんどんと有名になられ社会的にも知名度があがった方もおられます。

 

別に有名人の知り合いがいますよ、という事が言いたいわけではありません。

いろんな出会いがありいろんな方が居ますよ、という紹介のひとつです。

 

大病を患いながらも百名山を登っているソロ女性。

期間限定、短期で山小屋バイトを楽しむ主婦。

結婚・子供の誕生を機に、キャンプやハイキングなどできる範囲で家族で山を楽しむ若い家族。

70台でも元気に山やクライミングを楽しんでいる大先輩方もたくさんおられます。

そして、そんな大先輩方もひとり、またひとりとお別れする日がくることも経験しました。

 

良い事ばかりではなく、山での遭難や事故により突然のお別れなんてこともあります。

登山、クライミングをしているといろんな人の人生が垣間見えることも多々あります。

 

私は何に悩んでいるのか?何者かになりたい自分との折り合い

モヤっとする感情はどこからくるの?

それについてずっと考えていました。

  • アルパインクライミングでもっと難易度の高いルートに挑戦したい
  • クライミング、アイスクライミングが上達し難易度の高いルートが登れるようになりたい
  • 仕事と家庭と趣味を両立しているつもりだが、もっと趣味に費やす時間やお金がほしい
  • 登山やクライミングを通して認められるようなりたい

私の中にある欲望。

恥ずかしいですが正直に告白します。

実は、上記のような願望が少なからずあったんですよね。

(出来もしないし、実力もないのに、大変恥ずかしい戯言です。)

 

普段の山行で感じていること、それはこんな事ばかり考えているわけではないんです。

時にお花を楽しむハイキングや景色の良い山の上へ登ること、そんなことが自分の最高の癒し山行だということも、よく実感しています。

 

田部井さんのような女性登山家も素敵だなと、田部井さんの本を読んでみたり

現代の日本で女性だけのクライマーのグループがいてカッコイイなと感じたり、

年齢、性別も関係なく自分の夢(山やクライミング)に向かって、自由に突き進んでいる人をリスペクトしている気持ちの反面、

自分の年齢、性別、家庭があることなどを理由に人と比べて「うらやましい」と感じ、自分はできない環境にいると言い訳をみつけては自己嫌悪に落ちるを繰り返していました。

 

悪いことにこの欲望・感情は、なかなか自分の表面には出てきてくれないで奥の深いところで見え隠れしているのです。

だから余計にハッキリせず自分で認識しずらくややこしい。

 

せっかく山を楽しんでいるのに、このモヤモヤはいったいなんなのか。

人生も(多分)折り返し地点を過ぎた46歳。

モヤモヤしている時間がもったいないんじゃないの?

 

モヤモヤの原因と考えられること

  • アルパインクライミングもクライミングも難易度をあげ、人と比べ自分の方が優れていると優越感を得ようとすると楽しくないし気分が悪い。
  • もし自分が独身だったら、家庭がなければ、もっと自由にいろんな事に挑戦できたかもしれないと無い物ねだりのタラレバを繰り返し考えている。
  • 今ある、自分の幸せが当たり前になっていて「感謝」の気持ちが薄くなっている。
人と比べる事が諸悪の根源。自分がどうしたいかが大事

 

自分を正しく見つめらるようになったハッとした一言

モヤモヤを解消したい気持ちで、そっと自分に問いかけるような日々。

具体的な目的地、ゴールが定まらないのにとりあえず進んでいるような不確かさ。

 

そんな生活の中、尊敬するプロクライマーの一言にハッとさせられました。

移動中、車内でのなにげない会話。

経営しているジムの新しいスタッフがなかなか定着しないという話題をしていました。

ある程度のレベルが登れるだけじゃ、クライミングジムのスタッフは務まらないんですね。

一日中、毎日、クライミングの事だけを考えられる人じゃないとダメ。」

サラっと聞く分には当たり前なのかな、なんて感じてしまいそうですが、これって多分、そうとう稀有なひとなんじゃないかなと思います。

地位も名誉も、お金も恋愛も?興味なし、なによりもクライミングが一番!!

クライミングが好きすぎて、自分の人生全てを全振りできる人、できるというより自然にそうなっている人、でないとプロとか本物にはなれないんじゃないかな?

私はそう受け取りました。

 

この言葉を聞いてから、ストンと腑に落ちたんです。

私は違うな、と。

 

何を私は勘違いしていたのだろうと。

私は趣味で山やクライミングを楽しむ程度の人間であると。

 

私にとっては、家族も仕事も自分の人生の中ではすごく大切なものであり、趣味も同じくらいに大切。

でも、家族や仕事を押しのけてまで趣味が一番かというとそうではない。

 

何者かになろうと欲すること事体がおかしい、ただ自分は好きな趣味を楽しめばそれでいいじゃないか。

登山やクライミングが自分の人生の全てではない

それがハッキリとわかったのでした。

悲しいとか、嬉しいとかじゃないんです。

なんだ、それだけのことだったんだ、という感覚です。

 

まとめ

46歳、休日を登山やクライミングをして山を楽しんでいる一般女性である私(当、ブログ「やまのぼりブログ」筆者)の、現時点でのとりあえずのまとめ。

  • 何者かになろうとして悩む必要はない
  • 人と比べることは無意味であり無駄にしんどくなるだけ
  • 自分の楽しい、嬉しい、ワクワクするといった感情を大切にする
  • 今ある幸せを大切にした上で、自分の楽しみも満喫する人生も十分にすてきである

やりたい事をあきらめるとうい意味ではないです。

ずっとずっと、モヤモヤしている期間に何かでみつけた言葉があるのでご紹介します。

「これ、いい言葉だな」と思い、スケジュール手帳にメモしていました。

 

自分のために生きていると、いつまでも満たされない

 

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