はじめに

仲間のサポートもあり北アルプスの縦走は初心者ですが、
小屋泊で初秋の縦走登山を満喫♪

大満足の山旅でしたが、自分自身の振り返りがしたかったこと、
今後の課題も見えてきた気がするので、
ここに記録したいと思います。
この記事が自分自身はもとより、
ベテランの方も登山初心者の方にも、
誰かのお役に立てたら嬉しいです。
北アルプス「穂高連峰」
国内第3位の標高を誇る岩稜の奥穂高岳(3190m)を主峰として北穂高岳、涸沢岳、前穂高岳の峰々が連なり、北アルプスでも屈指の登山者憧れの山行です。氷河地形を今に伝える巨大で壮大な涸沢カールから見上げる姿は、まさに圧巻の一言。少し離れて西穂高岳が位置します。
参考引用文献:昭文社 山と高原地図 北アルプス槍ヶ岳・穂高岳

↑最初に登頂をめざすのがコチラ
前穂高岳:3090m
北尾根と東壁はクライマー憧れの岩場です。
もちろん、こんなところは歩きませんよ(^^;
今回はこの反対側を上高地から上がるルートです。
ちなみに、東壁は名作「氷壁」の舞台となった場所です。
ルート
上高地バスターミナル→岳沢小屋→紀美子平→前穂高岳→奥穂高岳→穂高岳山荘→涸沢ヒュッテ→屏風のコル→屏風の耳→
屏風のコル→中畠新道分岐→新村橋(パノラマ分岐)→徳澤園→徳本峠分岐→明神館→小梨平→河童橋→上高地バスターミナル

重太郎新道…上高地から前穂高岳へいっきに登る。(標高1505m→3091mへ標高差は1586m)
※↑写真右下の赤い屋根が岳沢小屋。そこから中央主峰(前穂高岳)へいっきに登る
吊尾根(つりおね)…紀美子平と奥穂高岳間の尾根。上の前穂高岳の写真も吊尾根から撮影したものです。
※↑写真主峰の前穂高岳から左へのびる尾根

ザイテングラート…奥穂高岳と涸沢間の岩尾根。クサリ場、ハシゴ、気の抜けない傾斜のある岩稜歩きです。

パノラマコース…名のとおり好展望、そしてお花畑が楽しめるコース。
※↑写真は涸沢岳方面を振り返って。

屏風岩…北尾根の末端にある大岸壁。今回立ち寄った屏風の耳は、山岳写真の好撮影ポイントとしても知られています。
※↑写真は屏風の耳から。360度の絶景ポイントです!!
アクセス
関西からマイカー利用ならあかんだな駐車場を利用。
あかんだな駐車場については、OTOPAというサイトさんの
という記事で詳しく解説されていますので、そちらを参照くださいませ。
ポイントは入庫が深夜3時から19時ということ。
※入庫3:00-19:00。出庫は24時間可。始発が4時50分。
駐車場で前泊、車中泊をしようとお考えの方は要注意です!!
let' go!!

↑あかんだな駐車場のバス乗り場。
建物の中にバスの発券機がありますよ。
この写真はバスを並ぶ長蛇の列。
ちなみに!
このバス待ちの前には、発券機がある建物が開くのを待つ列にも並びました。
オンシーズンに始発のバスに乗ろうと思うと、なかなか登山前から頑張らんとです!
こんな時、同行者がいると協力しあえるので助かりますね(^_-)-☆

↑始発バスで上高地へ到着しました。
上高地でまたまた登山届を出す列にも並びました(^^;
ここは事前に書いて持っていくか、ネットで提出がスマートです。

↑カッパ橋が見えてきました。

↑残念ながらモヤっとしたお天気ですが(^^;
まずはお決まりの場所で記念撮影♪
岳沢登山口へは河童橋を渡り、川の左岸を進みます。

↑ガスもまたいい雰囲気。

↑川の色とモヤっとした空気、なんとも幻想的です。

↑岳沢登山口の分岐まできましたよ。

↑ここから先はもう後には引き返せない(^^;
覚悟して一歩を踏み出した私。
(心の中で、何回もトイレは岳沢小屋にあるから大丈夫!と言い聞かせてました(^^;)これから登るルートの心配よりトイレの心配をしていたという…)

↑はじめは鬱蒼とした樹林帯。
朝露でしっとり濡れた木の根や石が滑りやすいので慎重に歩きました。
ごっついテン泊装備のザックを背負った猛者たちも同ペースで歩いています。

↑時々現れる草花に心奪われ…

↑またもや写真を撮りつつ密かに小休止。

↑案内看板7番の先には天然クーラーと呼ばれる風穴。

↑何回見てもカワイイ♡ゴゼンタチバナの実。

↑今回、キノコは影が薄かったな…

↑上高地方面を見渡して。ガスが上がってきている?

↑前穂と吊尾根かしら??一瞬の晴れ間をねらってパシャリ!

↑中間地点の案内看板。ここは5番。
鳥瞰図に番号が振ってあるため、どこにいるかがわかりやすいです。
展望がイマイチだったのであまり写真はありませんが、
4番…西穂高岳展望所(1900m)
2番…胸突き八丁
と続きます。

↑秋の訪れを感じつつ…

↑ペースが上がり過ぎないように…
ちょこちょこ写真も撮りつつ小休止を何回も繰り返します。

↑ホタルブクロがまだ咲き残っていました。

なかなか展望がすっきり開けないため、視線は足元へ。

立ち止まるたびに水分補給と、小さな行動食でエネルギー補給も忘れずにしています。
岳沢小屋から重太郎新道スタート!

↑まずは最初の目的地、岳沢小屋へ到着です。
岳沢小屋は新しい小屋。
トイレもとってもキレイでしたよ。

↑1回目の大休憩。
ここでしっかり炭水化物を補給です。

↑岳沢小屋のテラスは登山者で賑わっていました。
さて、ここからが本番!!
重太郎新道、前穂高を目指しますよ♪
岩混じりの急斜面。

鉄製のハシゴや木製のハシゴ。

三点支持での登りの連続。
ボルダリングの成果?
岩登りも楽しい♪

ほぼ垂直か!というハシゴもある(^^;ある(^^;。

狭い岩と岩の間を抜けたりも。

↑カモシカの立場は尾根の上にある眺めの良いポイント。
雪渓の残る岩肌が見て取れました。
絶景を眺めながら一息入れましょ♪
※撮影に夢中になって滑落しないよう要注意※

↑再び急登の連続。

ハシゴ、クサリの繰り返し。

時々、一瞬の晴れ間もあらわるも…すぐにガスの中へ。

↑ここを登るのか…(^^;
はじめはちょっと引き気味だけど…
意外と怖くなかった(^^)v
四国の石鎚山の鎖場の方が私は怖かったなぁ。

↑ガスの間から明神岳の雄姿が見え隠れ…

↑はるか上の方に前穂高岳の上部が見えています。

ガースー(;>_<;)

↑明神岳、カッコイイ(☆∀☆)
でも、あまりのギザギザトゲトゲな感じに、
人間の登る場ではないなぁとため息。

↑明神岳の山肌をアップです。

↑ガスで真っ白な中、雷鳥広場に到着。
まさしく雷鳥が現れそうな雰囲気ですが、姿は見えず(T ^ T)
紀美子平まではすぐだから、後もう少し頑張りましょう!!

↑登る。
登る。
とにかく、登る。
浮石、落石に要注意。
急な登りがひたすら!!!続きます。
紀美子平

2910m。
ようやく紀美子平に到着。
ここで荷物を降ろして大休憩しましょ。
ここでは大勢の登山者が休憩しています。

さて!!
紀美子平にザックをデポしたら、いざ、前穂高岳山頂へ!!
ここからはヘルメットも着用。
前週の西穂高岳登山での練習以来ぶりの着用です。
アタックザックは持っていないので、ウェストポーチを斜めがけにしています。
ポーチには必要最低限のものだけを入れ、身軽になりました。
ガスと風で少し寒いので緑のソフトシェルを着ました。
このソフトシェルは中間着にもアウターにもなりますよ。
軽くて風も通さず暖か。
脱いでもかさばらず収納できるので重宝してます。

ガスで真っ白。
「穂高の神様!どうか山頂では晴れますように!!」
そう願いつつ、晴れ間を信じて登っています。

もう、見るからに浮石注意!!という感じがする。

下を見下ろすと…
えらいところに登ってきてしまったなぁ(´Д`;)
お尻のあたりがスースーする感じがします(°д°)

あれれ???なんだか、段々ガスが去っていってる???
前穂高岳

やりました!!!

奇跡???
と思わずにはいられない???
あれだけ朝からずっとガスで、展望を望めないような天気だったのに、
山頂に到着する頃には…

このように…ガスが切れ数分のパノラマが見渡せました♪

ギザギザ稜線がカッコイイ!!

ヤッター♪穂高の神様ありがとう♪

次はそちらに向かいますよ~♪
②へ続く…。
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