2023年10月
山岳会の先輩からお誘いがあり、大普賢岳に日帰りハイキングをしてきました。
アップダウンあり、景観・眺望もすぐれおもしろい周回ルート。
今回は思わぬサプライズで紅葉と霧氷を一度に見る事が出来ました。
また、下山後のグルメ&温泉も堪能できました。
大普賢岳
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大普賢岳と言えば!
2022年12月に登山中、熊に襲われ滑落した事故があったことで世間の注目を浴びました。
以前から大台ヶ原での熊の出没など、この山域にクマがよく出没していることは知っていたため十分に注意して行ってきました。
計画
メンバー
Yりん・Eちゃん(Yりんの娘さん)・Bさん・tomo 計4人
山岳会の先輩親子と初の山行です。
ルート
WASAMATA HUTTE (旧:和佐又山ヒュッテ)⇒笙の窟(しょうのいわや)⇒大普賢岳⇒七曜岳⇒無双洞⇒WASAMATA HUTTE
距離
総歩行距離=11.5㎞
実際の行動時間
7時間半(休憩含む)
難易度
あくまでブログ管理人tomoの主観ですが、これぐらいの登山を普段から難なく行動できる人ならば周回も可と思います。
- 10キロ以上問題なく歩くことができる。
- 行動時間が8時間以上歩くことができる。
大普賢岳では時々道迷いをしてしまう人を見かけます。要所に標識はあるものの、見落としがちであったり、慣れないと間違った方向に進んでしまうこともあります。近くの観光名所でもある大台ヶ原とは違い、確実なルートファインディングが必要です。
山行レポート
好天に恵まれた2023年10月某日。
和佐又山ヒュッテを起点に七曜岳を経て周回するルートです。
登山口から山頂まで
偶然、みんなモンチュラの靴でした
キッコウハグマ
リニューアルオープンしたWASAMATA HUTTE (旧:和佐又山ヒュッテ)から500m下に無料の駐車場あり。
本日はそこからスタート。
キャンプの泊り客のテントがたくさん張ってあるのを横目に通過します。
紅葉の木々が美しい林
笙の窟
和佐又のコルから、ゆるやかに尾根を登ると大峰らしいヒメシャラの赤く美しい木肌が目に入ります。
「大峰にかえってきた」そんな気持ちがして、ついつい写真を撮ってしまいます。
早速、大峰の登山道に多い鉄ハシゴや細い登山道を進むと、絶壁に笙ノ窟(しょうのいわや)の前に出ます。
笙ノ窟:不動明王が祀られており、修験道では重要な行場のひとつ
紅葉に癒されながら
足元にもかわいい黄葉
日本岳西側の鞍部は風が通過する寒い場所という覚えがあります。
鞍部を左に折れ、狭い尾根の鉄ハシゴをのぼっていくと石ノ鼻という岩頭に立つことができます。
ここからの眺望をしばし楽しみます。
岩の上からの眺め
シャクナゲが多くなってきたら、小普賢岳へは頂上へは行かずにワサビ谷側を登り大峰主稜の奥駈道に出ます。
山上はガス?
赤と黄色が混ざっているのも素敵
そろそろ大普賢岳山頂かな?
少し寒くなってきたな。
そう思っていると…。
頭上からポタポタと水のしずくが落ちてきて冷たい感触。
まさか!エビのしっぽだ!
10月に霧氷?
頭上を見上げると、木の枝が白いではないですか。
白くお化粧した木
10月とは思えない景色
メンバーみんな大興奮!
10月に霧氷がみられるなんて感激です。
山頂直下は霧氷を楽しむビクトリーロードでした♡
山頂~下山
大普賢岳山頂に到着です。
山頂からは山上ヶ岳や稲村ヶ岳方面の視界が開けています。
皆で記念撮影をしたら小休憩です。
サーモスに入れたお湯で温かい飲み物とおやつを食べホッと一息。
さて、再び歩き出します。
稜線を南へ下ります。
山頂からは少しの間、再び霧氷の樹林を抜け歩きます。
急なくだりの先には笹原があります。
ここで山頂を振り返りましょう。
山頂から少しくだって振り返ると
霧氷と紅葉のコラボ♡
山頂を振り返れば、霧氷と紅葉のコラボで再び皆で大興奮です!
深い谷
何度も振り返り見てしまう
水太覗から弥勒岳を越え、少しのアップダウン。
昔ながらのちっちゃな看板
木の根っこ!?
大普賢岳の山頂を越してからは、うっかりミスで道迷いしてしまわないよう注意します。
大普賢岳ファミリーさん
苔むした岩々
実際、この日もトレランのソロのお兄さんが道を間違えてしまいましたと戻ってきたところに出会いました。
大峰らしい雰囲気
稚児泊(ちごどまり)
もうすぐ七曜岳に到着です。
七曜岳からはバリゴヤの頭や稲村ヶ岳が見えますよ。
七曜岳からの展望を楽しんだら、無双洞へと向かいます。
急な木の根道を下ると、気持ちの良い広葉樹の林に出ます。
ここで大休憩をとることにしました。
絵になるので1枚撮らせてもらいました
山頂は霧氷ができる程寒かったのに、こちらは風もあたらずポカポカ陽気。
気持ちのよい紅葉の中、木漏れ日を浴びながら昼食を食べました。
沢すじに降りてきました
無双洞と水簾の滝も見逃せませんよ
今回のルートの面白さは、山行中、飽きさせないほど色々な見どころが現れるところです。
稜線歩きを楽しんでいたと思ったら、滝も出てくる。
岩場、クサリ場など飽きさせません。
途中、岩に誰かがクライミングをした痕跡をみつけてしまったり?
底なし井戸という名の大きな穴があいていたり、易しめのクライミングチックな岩場登りがあったりと、20代のEちゃんも楽しんでくれているようです。
キャンプ場に大きなウッドデッキ
立派な木がたくさん。また来るね
無事に和佐又ヒュッテまで戻ってくることが出来ました。
下山後のお楽しみ
今回ははるばる東海圏から関西へお越しの皆さまに、ぜひ奈良、大峰山系を楽しんでいってもらいたいと、おすすめの温泉やグルメにご案内しました。
WASAMATA HUTTE(旧:和佐又山ヒュッテ)
昔、奈良にもスキー場があったらしい。
そう、ここがそのスキー場跡なんです。
1982年に中学校の旧木造校舎が移築されヒュッテが開業。避難小屋としての役割もになっていたそうです。
しかし施設の老朽化により2019年に閉鎖。
そして2023年、宿泊(ドミトリー式)も兼ねた管理棟が新たに建設され、キャンプ場としてリニューアルオープンされたのです。
リニューアルオープンした看板もオシャレ
キャンプ場からヒュッテを見下ろす
リニューアルオープンで生まれ変わったばかりのヒュッテにお邪魔してみました。
この暖炉前のスペースでスイーツをいただきました
解放感のあるカフェスペース
店内は大きな窓や暖炉など、開放感あり。
暖炉前のスペースでは低いアウトドア用のチェアに座りくつろげる雰囲気です。
大蛇嵓カヌレと飲み物をセットで注文
外はカリっと中はほんわか温かくフワフワ
※フードは土日祝のみ営業
ジビエカレーライスも食べてみたい
レモンケーキも美味しかったそうです!
お土産のオリジナルグッズ
黒とは渋い手ぬぐいですね
各種、お土産品もそろっていてちょっとした雑貨屋さんのような雰囲気です。
ヒュッテ前のフリーキャンプサイト
キャンプグッズの販売やレンタル品もある
入之波(しおのは)温泉
入之波温泉 山鳩湯
温泉で炊く釜めしがいただけますよ
大峰山系に行くなら一度は訪れたいおすすめの温泉です!
全国でも珍しい炭酸泉。
そして源泉かけ流し!
脱衣場や洗い場が、ちょっと狭いのでハイシーズンは混雑しますが、それにも増して行って損はないと言い切れる、そんな温泉です。
馬酔木
馬酔木さん、下山後の登山者でいっぱいでした
一人1200円の定食で大満足でした
馬酔木(あしび)
- 住所:奈良県吉野郡吉野町樫尾271
- 電話:0746-36-6389
下山後はやっぱりお肉ですよね!
奈良で大峰山系に登ったなら、やっぱりココ!
グーグルの口コミもかなり評価良いです
定食だけでも十分お腹いっぱいになりますが、男性はご飯を大盛にしたり、お肉を単品追加してもそれでもリーズナブル!
お肉も柔らかくて美味しかったです♡