2022年3月アイスクライミングをはじめて丸3年が経過しました。
今回、アイスクライミングをはじめてからずっと使い続けてきた大切なギアであるアイゼンを思い切って変更してみることにしました。
この記事では、私がなぜグリベルG20+からペツルのダートに変えたのかお話します。
アイゼン選びの参考に少しでもなればうれしいです。
グリベルG20+(Plus)
私が3年間使用してきたアイスクライミング用のアイゼンはグリベル(GRIVEL)のG20プラスです。
- ワンタッチアイゼン用
- モノポイント
- 重量440g(片足)
モノポイント(真ん中の爪)を交換することが可能
軽量化されたアイスクライミング用のアイゼンであることが最大の特長
フロント部分にはアンチスノーがついておらず徹底的に軽量化されているのがわかる
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私は足のサイズが小さいため(22cm)ベイルは純正のものからSPベイルに交換してあります。
注意ポイント
お気に入りのアイゼンですが、実は1点だけ気に入らないことがあります。
それはアンチスノーがフロントにはついておらず、標高の低い場所でのアイスや雪が湿雪、気温が高くなってきた日などは、雪団子がアイゼンの底につきやすいことです。
雪団子がすぐできてしまうので、大変、歩きにくいです。
足のサイズ実測22cmの私の冬靴
冬靴✩LOWA Mountain ExpertGTX✩
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グリベルのアイゼンもペツルのダートも、私は1足しか冬靴をまだ持っていないので、この冬靴で合わせています
ペツル ダート
人気のアイスクライミング用のアイゼンといえばペツルのダート、ペツルのリンクス、グリベルのG20+ですが私の身近なアイスクライミング仲間はほとんどの人がペツルのダートを使用しています。
それほど大人気のアイゼン。
自分もぜひ使ってみたい、という気持ちが以前からありました。
- ワンタッチ式アイゼン
- フロントブロックの交換が可能
- モノポイントとデュアルポイントどちらにも交換可能
- 爪の長さも変更可能
なぜG20+からダートに変えたのか
フロントポイント(縦爪のモノポイント部分)と横爪までの長さが、若干、ダートの方がより近いです。
グリベルは明らかに経年の使用で横爪が短くなってしまっています
それに比べダートは横爪の長さもしっかりと出ており、横刃の形状もグリベルに比べ氷をよくとらえる形状をしています
結論
- ペツルのダートはフロントポイントと横爪の形状、位置関係ともによく、氷に蹴りこんだ時に横爪もしっかり氷に効きやすい
- グリベルG20+もKATANAの刃は堅牢で良品であるが私自身が使いこなせていない(フロントポイントだけに乗り込んでいる感覚でぐらつきがあり安定感に欠ける)
- グリベルG20+のアイゼン本体の横爪が減っており替え刃がなく本体を買い替えるしかない
ダートに変えてからの使用感
御在所岳の奥又にアイスクライミングに行きました。
この日はいつものアイゼンであるグリベルG20+と、ペツルのダートを両方持っていきました。
同じ条件下で履き比べしたかったのです。
登ってみた感想は、明らかに…
ペツルのダートの方が安定感がある
ますますアイスクライミングが楽しくなってしまいました!!
もちろん、グリベルのアイゼンも良品ですがドライやミックスでの使用に出番が変わってきそうな予感です。
今後のアイスクライミングはしばらくこのダートで頑張ってみようと思います