北アルプス穂高連峰の明神岳・東稜へアルパインクライミングに行ってきました。
こちらの記事はその山行記録の前泊編になります。
アルパインクライミングの初級レベルとも言えるルートになりますが、クライミング、ルートファインディング、草付き、藪漕ぎ、体力など総合的な力が必要となります。今後の計画の参考になれば幸いです。
前泊編は興味ないよ!という方はコチラの登攀編へどうぞ
明神岳・東稜の山行計画
山行計画概要
前後泊+明神岳東稜(日帰り)
1日目:あかんだな~上高地~小梨平キャンプ場(テント設営)
取り付きの下見&情報収集
2日目:小梨平キャンプ場~明神館~取り付き~ひょうたん池~ラクダのコル~主峰・東稜のクライミング~明神岳・主峰~2峰~3峰~4峰~5峰~南西尾根~岳沢7番看板~岳沢湿原・岳沢登山口~かっぱ橋~小梨平キャンプ場
※バスの最終時間は17時30分。2日目の下山、テント撤収が間に合えば2日目で終了予定。
実際には、バスの時間間に合わず2日目も小梨平キャンプ場泊し3日目に撤収しています。
1日目:小梨平キャンプ場までの超絶簡単アプローチ
あかんだなからバスに乗り上高地入り。
テント泊装備を背負ってのアプローチは小梨平キャンプ場まで!
あっという間の簡単アプローチです。
テン場までの歩きだけなのでサンダルでもいいぐらい!
写真撮影しながらのんびりと上高地の雰囲気を楽しみました。
観光客が行きかうなか、あっというまに今回の宿泊地である小梨平キャンプ場に到着です。
まずはテントを張る場所を決め、設営。
キャンプ場の受付を終えたら、予定どおり明日の下見に行くことにしました。
5年ぶりなので、どんな変化があるのかわかりません。
取り付きの確認と直近のルート状況など情報がないか行ってみて聞いてみます。
明神岳・取り付きの下見
お財布だけ持ったら、まずは明神館まで30分ほどお散歩です。
明神館を通過、明神橋を渡ります。
明日、登る明神岳がよく見えます。
明神橋を渡ったら右です。
すぐに左手に三角コーンの立った小道あり。
奥には平屋の建物が見えます。
これが信州大学山岳科学総合研究所の建物です。
そのまま建物の方へ進みます。
こちらの敷地を通過させていただきます。
建物の左手には小川が流れています。
この丸太橋が明神岳東稜への取り付きになります。
渡ってみて丸太橋が安全に渡れることを確認。
さらにほんの少しだけ笹薮の、うっすらと続く踏み痕をすすんでみました。
ちゃんとピンクテープや踏み痕もあり進んで行けそうです。
5年前と大きな変化なく、取り付くことができそうです。
明日の予定はまだ夜明け前の3時出発予定です。
情報収集&安全祈願
取り付きも5年前と変わりなくあることが確認できたため、次は情報収集に向かいました。
まずは明神橋を渡り取り付きとは反対方向、左手にあるやまのひだやさんへ。
お店の方に東稜のルート状況など、何か情報はないかたずねてみました。
しかし、この最近では東稜に入っている人の情報はなくわからないとのこと。
もしかしたら、嘉門次小屋さんの方が知っているかもしれないので聞いてみては?と。
カフェのラストオーダーは14時半まで
山のひだやさんをさらに奥へ進み、嘉門次小屋にやってきました。
魚の塩焼きの良い香りが漂っています。
思わず目的を忘れ、食事をしたいような気分に!
お店の方にたずねてみると、この数年は嘉門次小屋スタッフによるルートの整備は行われていないとのことです。
藪漕ぎも覚悟しないといけないでしょうとのこと。
また、直近で東稜ルートに入った人の話は聞いていないとのことでした。
藪漕ぎなのは5年前も同じ!
ある程度は覚悟の上です。
明神岳、そのものがご神体なのかしら?
500円の参拝料をお支払いし、安全祈願をさせていただきました。
つづく