コロナ療養の期間があけ数日。
まだ筋力、体力が衰えたままなためそろそろ仕事復帰に向けシフトチェンジ。
ということで、リハビリをかね「いつか見に行ってみたい」と何年も気にかけていたサギソウを見に行ってみることに!
スニーカーで行けるハイキングコースというと大げさかもしれないほどの散策コース。
今が旬です!という感じのサギソウにも出会え大満足。
ランチに寄ったお蕎麦やさんもとても良かったので、ぜひ、関西東海圏からの日帰りのお出かけコースにおすすめですよ
追記
2023年8月19日に再訪しました!
山室湿原
東西約90メートル、南北約170メートル、周囲約500メートル、面積約1.5ヘクタールの小規模な中間湿原で、今から約2.5万年前に成立したと考えられている。62科169種の植物、昆虫類は、ハッチョウトンボなど59種127種。湿原内と周辺の山麓で確認されている鳥類は23科44種など、湿地性の植物や昆虫などがよく保存されている。
参考引用:米原市 山室湿原 より
サギソウとは、シラサギが羽を広げたような姿をした花の形が特徴です。
別名を「サギラン」という。
日当たりの良い低地の湿地に限局する自生するラン科の多年草。
アクセス
湿原といえば、私自身は山登りをしているので標高の高い場所にある高層湿原をイメージしてしまいますが、こんなにも市街地に近い場所で湿原があるなんて驚きです。
名神高速のインター(米原IC)を降り車で15分程度。
車のナビを設定していたので間違わずに曲がれたけれど、農道?ですかね細い田んぼの中の道へ入ります。
この細い道からはまっすぐ進むだけ。
事前に地図から新幹線のガードが近いことを承知していたため、駐車地の目印の看板もすぐに見つけられました。
路肩の空きスペースに駐車させていただきました。
こんな風に書いてくださると、駐車しやすくてありがたいです。
ひたすら、テクテクまっすぐと歩きます。
のどかな田園風景に癒されます。
天気がよければ伊吹山が見えるはずです。(この日はあいにくガスの中でした)
注意ポイント
湿原においでの方にお願い!
ここは農道ですので駐車は新幹線の南側でお願いします。
こんな看板がたてかけてあるにもかかわらず、私が訪れた日、農道の路肩に停車し田んぼに落ちかけてJAFを読んでいる人がいました。
地元の方に迷惑になる行為はやめましょう
つきあたりまでくると、右へ曲がります。
迷わず、看板どおりに進むだけ。
難しいことはひとつもなく、簡単にたどりつけました。
ゲートを自分で開閉し入ります。
ゲートをあけ林道へ入ると道なりに左方向へ進み、50m程度?
あっという間に到着です。
山室湿原 サギソウのレポート
駐車地からの距離:往復1.2㎞
所要時間:30分(ゆっくり写真撮影しても、戻ってくるまで30分弱!!)
コース状況:平坦で危険個所なし。湿原内は木道が整備されている
参考
湿原内は木道がきちんと整備されており、普段はいているようなスニーカーで十分です。
しかし、湿原の出口付近に近づくと、一部木道がなく土の上を歩く箇所があります。
私が訪れた日は浅い小川のようになっており、なるべく土がしっかりしていそうな場所を選んで歩きましたが、もしサンダルだったら足が汚れてしまったかもしれません。
ふむふむ。なるほど~と、先にじっくり看板に表示されているお花の写真を見てから湿原の中へ入ることに。
さて、どれだけお花をみつけることができるかな。
迷わないようにと、じっくり見ていましたが、どうやらその必要もなかったみたい。
湿原内は小さいですが、看板で順路を促してくれているので一方通行で歩いて行けます。
登山をしていても同じですが、やはり保護されている箇所ではむやみに道から足を外して踏み込むのはよくないですね。
写真撮影も木道の上からのみいたします。
なんと、ゲートを開け入った瞬間みつけてしまいました、サギソウです。
それこそ、案内看板のすぐ裏からもうすでにサギソウが可憐に咲いているではありませんか。
湿原には私意外にいないとおもっていましたが、ハイカーの服装をした女性が一人いらっしゃいました。
平日なので気兼ねなくじっくり観察できましたよ。
サギソウは木道からすぐに目につく距離感で道なりにたくさん咲いていますよ
こんなにもドンピシャな良いタイミングで、綺麗に咲いているのを見られるなんて感激です。
ランの仲間って面白い姿をしているものが多いですよね。
こんなにも珍しい姿形のお花をみるのははじめてです。
でもサギソウ以外のお花がなかなかみつけられない
見たことありそうで、なさそうなサワギキョウ
この辺りまでくると、もうサギソウはなさそうです
ここで最奥の湿原まできました。
出口のゲートの方へ
大きなアザミにシオカラトンボ(?)がとまっていました。
一瞬、ベンチかと勘違いしましたが、どうやら道のような感じです。木道のような…
ここはサンダルはきついでしょう。
すべらないよう要注意
あとは、来た道を駐車地まで戻りました
駐車地まで戻ると、来た時よりも停車している車が増えています。
なんと、鈴鹿山系のお山のお花をたくさん教えていただいた山トモのIさんと、偶然の再会です!
お互いにビックリ!
でも、やっぱりお花が好きな者どおし、考えることは一緒なんですね。
湿原へはこれから向かうところとのことなので、ここでお別れしましたが、美味しいお蕎麦屋さんを教えてくださったので行ってみることに!
立ち寄りスポット
蕎麦の里 伊吹
- 米原市伊吹1749-2
- 電話:0749-56-3092
- open:平日11:00~14:00
- 土・日・祝:11:00~15:00
- 定休日:木曜日
人気店のようで、私が到着した時にはすでに順番待ちの行列ができていました。
Iさんがおすすめの「くるみだれ」の盛り蕎麦が食べたかったけど、今回は売り切れ
女性が食べるには少し多いかな?ちょうどいいかな?という量です。
男性は他のメニューの塩おにぎりのついた伊吹を蕎麦と一緒に頼まれている方が多い印象でした。
これはこれでなかなかの圧巻でした。
山室湿原から程近い、醒ヶ井の梅花藻が有名です。
山室湿原の散策だけでは物足りない!
という方は、ランチやカフェと合わせて伊吹山のドライブウェーで山上までドライブしてハイキングや、この季節なら醒ヶ井で梅花藻を愛でるのも風情がありおすすめです。
また、山室湿原ではカキランが自生していることでも有名です。
サギソウとはまた別の季節に訪れるのも、新しい発見があり楽しいと思います。
5月 トキソウとカザグルマ
2023年5月中旬
山室湿原に再訪しました。
季節を変えると、違うお花に出会えるので何度行っても飽きることはありません。
はじめましてのお花、トキソウ
ピンク色のかわいらしいお花。
園芸品種では、しばし見かけるお花ですが自生しているのをみるのははじめましてでした。
カザグルマ
こちらも自生種をみるのははじめてです。
実は、この山室湿原に行く前に愛知県の木曽三川公園におとずれた際、園芸品種のクレマチスが綺麗に花咲いているのをみたんですね。
そうしたら、この山室湿原のことを思い出したんです。
思った通り!
まだ見た事のないお花に出会うことができ、ちょっとした寄り道も楽しいものになりました。
トキソウはまだまだ咲き始め。
きっとこれから、もっとたくさんの株が花咲くと思われます。
ぜひ自生している姿を見て楽しんでくださいね。