釈迦ヶ岳 Mt.Syaka
場所:奈良県十津川村と下北山村の境界
標高:1800m 近畿では八経ヶ岳について2番目の高さ 日本200名山のひとつ
登山レベル:初級~(中級)
ルート:太尾登山口→釈迦ヶ岳→太尾登山口(釈迦ヶ岳のピストン)
参考総歩行時間:4時間
・大峰山脈の中でも屈指の展望が望める
・登山道はほとんどがなだらかな稜線歩き♫登山道よりも登山口にたどり着くまでが大変(^_^;)
Let' go!!
まずは太尾登山口の駐車場にたどり着くまでが大変です。
落石にヒヤヒヤしながらなんとか到着。
登山じたいは、そこまで難しくありません。
むしろゆるやかな稜線歩きの多いやさしいコースとも言えます。
am6:50 駐車場はすでにほぼ満車。
運良く広い場所に駐車することができました。
(路肩に駐車する車も10~20台程度あり)
登山口にはこんな立派な大峰奥駆道の道標もあります。
右手にあるのは登山ポスト。
登り始め多少の樹木はありますが、まだ新緑には少しまがある感じです。
大きな岩に根っこが絡んでいる感じがダイナミック!
登り始めすぐからこんな小さなはしごの階段を登ったりしますが、そんなにたいしたことなく通過。
ルート上にはしっかり案内の看板が要所要所にあります。
ヒメカンスゲはたくさんありますが、その他はスミレが少しとお花は少ない印象
シャクナゲもまだ咲いていません。
この看板までは少し登りますが、ここからは楽しい楽しい♫
稜線歩き!!
バイケイソウも家族で数年前のG.Wに来たときより成長が遅く感じます。
ルートはこちらです~!道なりに生えているルートが可愛い♡
まだ樹林帯の木々も芽吹き始めてはいるものの、スカスカです。
でも、ようくみると…
花のつぼみが!!
シロヤシオの咲いている時期にまた来たいな♫
この風景は釈迦ヶ岳のイメージですね。
だんだんと立ち枯れの木の倒木が目立ち始めます。
笹も膝ぐらいの背丈しか伸びないし、木も倒れるぐらいの強風ということかな。
展望の開けた場所でパチリ!!
この時、少しでも写真を撮っといてよかった~。
実はこのあたりから東の空の雲行きが怪しくなってきて…
この日の天気予報は一日晴れマーク。
「てんくら」(てんきとくらす)の登山指数もAがきれいに並んでいたんだけどな???
あ、雲が迫ってくるかも。
なんか、風、強くない??
青空バックに、カッコよさげな写真を撮ってあげようとしているのに…
このシャッターを押した次の瞬間!!
「ぷぅー。」
と、夫が屁をこいた…
歩いてきた稜線を振り返って。
ここ!!
風がめちゃくちゃ強い!!
飛ばされないかしら??
流れてきたガスが通りすぎるだけかと思いきや…
ガスが…
ガスが…
濃くなっていく…
古田の森。
ここまで来て、いったんは天気が持ち直すかと思いきや(((゜Д゜;)))
ガスにすっぽり包まれました。
それはそれで幻想的な雰囲気といえば聞こえはいいですね。
山頂で晴れることを期待して、先を進みます。
あ!雪が残ってる(°д°)
釈迦ヶ岳の山頂でも1800m。
けっこうまだまだ残っているのね。
この頃にはガスと風で肌寒いのでソフトシェルを着込んでいます。
雨がパラパラ降ってきてるけど、なんとかまだ大丈夫。
家族で来たときはこの辺で鹿に出会ったっけ。
今回の山行では一匹も出会わず。
でもさすがG.W。人には出会いましたよ~。
日帰りの登山者だけでなく、
本日は、ツエルトを張り朝食かな?休憩しているソロの方が一人。
この先少しいったところ(水場より少し手前)テント場あり、数名の方のテントが張られていました。
樹林帯の急登を少し頑張りますと…
あっという間に分岐まで来ました。
この分岐から山頂までは急登ですが距離は短いです。
am:9:00 山頂に到着!!
はじめて登頂した数年前のこと。
↑2014.5.3
↑もう3年もたっていたのね。
子供たちもずいぶん大きくなりました。
(この頃は賑やかで楽しかったな♫今ではなかなかついてきてくれない…)
錫杖と、お釈迦様の像があることに、大峰に来た~~~!!
とテンションが上がったことを覚えています。
再び安全無事に夫と登山ができていることを感謝。
本日はごらんの通り、展望はゼロ。
ガスで真っ白ですが…まあまあまあ。
山に登っていたら、そんな日もあるさ!!
お釈迦様。
微笑んでるの?
ではでは、ちょいっと休憩タイム。
ということで本日の山メシは簡単なお鍋です。
あらかじめ自宅でカットしてジップロックに入れ持ってきた野菜とウィンナーをスノーピークのお鍋に投入。
鍋キューブ(コレ!!便利です。お気に入り♡)は二人前なので2個入れます。
約360ミリリットル(そこまできっちりは計ってないけど)の水でグツグツと煮たら…
あっという間に完成!!
アツアツの塩ウマ出汁のスープと野菜がよく合います♫
残ったスープとカット野菜でもう一度作れたので、おかわりもしました。
にぎって持ってきたオニギリの他、デザートのメインは端午の節句にちなみ…ちまき。
食べる前に、夫が「元気のないアレ」みたいだと言っていました…
美味しくいただきました♡
撮るの忘れちゃったけど、お鍋の後にドリップコーヒーも入れたので、
きっとこの日は私たちの横を通る人には、美味しそうな鍋の香りやコーヒーの香りが漂っていたかも(#^.^#)
ゆっくり休憩していたら1時間も山頂にいたようです。
AM10:30 下山開始。
はじめの稜線に戻ってくるまでほぼノンストップ。
天気も回復しそうもないので、ついつい歩みが早くなります。
稜線(登山口近くの林付近)まで戻ってくると、少し落ち着いたのか写真を撮る余裕が出てきました。
根元から立ち枯れ倒れている木がたくさんあります。
夫の身長よりはるかに大きな木の根。
こんなのがそこらじゅうに倒れています。
ガスもあいまって、幻想的っていうか、
あの世とこの世の狭間みたいな雰囲気!(行ったことないけど笑)
あいかわらず下山もひたすら強風に耐えつつ歩きました。
レインウェアのありがたさが身にしみます。
風に加え、ガスの中ですから冷たい霧雨のような湿気が身体を覆っています。
それをゴアテックスのレインがシャットアウトしてくれるので、身体の疲労感や体力の消耗が全然違います。
雨用の帽子は持っていませんが、レインウェアのフードを被ると顔周囲の雨風がしのげ、だいぶ快適になり歩きやすくなりました。
ちょっと気がついたこと…
お昼前とはいえ、下山する私たちとすれ違う登山者さんも多いです。
そして
軽装の方がけっこうたくさんいらっしゃいました。
みんな天気予報を信じて晴れの準備しかしなかったの??
いやいやいや…(^_^;)
やっぱりレインウエアはじめ、装備はしっかりしてこないと!!
登山ルートの途中に遭難者の張り紙がありましたが…
簡単そうなルートに見えてもここは人里離れた山の中。
(大峰山系といえば行者さんが修行する山です!!)
いつ、天候が急変して過酷な状況になるともしれません。
そんなことを思いつつ…
登山口の近くまで戻ってきました。
もう下山かぁ。
もっと長く山にいたいなあ。
正午、駐車場へ安全無事に帰ることができました。
再びあの、いつ落石があるかわからない恐ろしい林道をくだります。
行きは道路上の落石に注意していたので全く気がつかなかったけど。
顔を上げ周囲の山のようすを見ていると
山桜が咲いている~♫
登山道ではほとんどお花がなかったから嬉しい景色。
山桜の淡いやさしいピンク色がはかなげ。
余裕があれば林道途中には道路からも見られる滝が何本かありましたよ。
釈迦ヶ岳さん、サヨウナラ。
また今度。
十津川村って、ものすごい距離を感じるけれど行けないことはない!!
また来よう♫
次はお花を目指してね♡
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