はじめてキノコ狩りを目的にした山行のレポート記事です。
キノコにだけは手を出すまいと思っていたのに!?
ついにこちらの世界へ一歩足を踏み入れてしまいました。
まあなんて楽しいこと!!
キノコ初心者なので安全のため、いろいろと気になるところではありますがターゲットをタマゴタケにしぼり実践

キノコの収穫から下処理、調理までご紹介します。
山行の概要

タマゴタケ
目的:ハイキングでタマゴタケの採取をする
山域:鈴鹿山系のメジャールート
時期:2025年10月はじめ
ルート状況:危険個所なし、一般登山道(ぬかるみや滑りやすさあり)
行動時間:5時間強
距離:10km
天気:曇天~晴れ(途中、雷雨アリ)

キノコ狩り山行ウェア・装備品

怪しい雲行き
服装:普段の登山、ハイキングの服装(靴はアプローチシューズ、長ズボン、長袖、帽子、グローブ)
装備:普段の登山装備、持ち物
今回の山行であって役に立ったもの
雨具・レインウェア…雨が上がるのを待ち登山口を出発したが、途中に小1時間ほど雨に降られる時間あり。久々に雨の山歩きでレインウェアを久々に着ました。
トレッキングポール…軽登山、ハイキングならば持ち歩かない日がほとんどですが、今回は滑りやすいぬかるんだ土などルート状況を勘案して持参。
洗濯ネット…収穫したキノコをどこに入れ持ち運ぶのか? はじめての経験のため山行直前にホームセンターへ駆け込み購入。通気性のある袋ということで選択。
新聞紙…下山後にいったん新聞紙の上に収穫したキノコを広げるように役立った。虫がついていないかや、キノコの選別をするのに利用。
なくても良かったもの
軍手、グローブ…事前にホームセンターでキノコ採り用に必要かな?と購入しましたが実際には普段使用している指ぬきのトレッキング用グローブから付け替えることはありませんでした。これは個人差アリだと思います。キノコを触るのにグローブがあった方が安心な人は必携かも。
山行レポート

こんなのはじめて見たらビックリしますよね
今日はキノコ狩りを目的にハイキングしよう!と集合したものの朝からあいにくの雨。
いったん雨があがるまで時間をつぶすことに。
はじめてのキノコ狩り。
持ち物はこれでいいのか?何かあった方が良いものがあるのか確認します。
いったいどれだけ見つけられるのか?
採れるキノコの量もわかりませんが、とりあえずキノコをゲットできたと想定し収穫したキノコをどうすればよいのか
考えた結果、きっと通気性のいい入れ物がいいだろうということでスーパーの開店を待ち買い物へ。
キノコを入れる入れ物は何が良いのか?
検討もつかなかったけれど、安価で購入でき登山道で歩いていても邪魔にならないようにと考え洗濯ネットを購入。
小さなカラビナをザックにつけ準備していたので、洗濯ネットにループになり袋をひっかけられるのを確認して購入していたため、手荷物のが邪魔な時はザックにカラビナで洗濯ネットをつるす作戦です。

入山前にせっかく時間ができたので、アクアイグニスのパン屋さんにて本日の昼食も購入。
美味しいパン屋さんのパンをコーヒーとともに食べられるのは、山の楽しみの一つです。

まだ天気はかなり怪しい
登山口から歩きはじめるも、タマゴタケがどこにあるかなんて知らずに入山しています。
ず~っと、きょろきょろしながら歩いています。

確か、以前、山でタマゴタケを見かけた時は、じめじめした落ち葉がいっぱいの場所にあったはず。
過去の記憶をもとに探してみます。

やっと1本目を発見
登りはじめてからしばらくの間、ぜんぜん見つけられない。
ヤキモキしながら歩いていると、急登の斜面で本日初の1本目(1個目?)を発見。
すぐ近くにもう1本あるのを発見。

タマゴタケで間違いないよね?

最初はタマゴタケであっているのか、ドキドキです。
とりあえず、まちがいないだろうというものだけを収穫。
ちょっとでも怪しいなと感じたらソレはやめておくことに。

稜線に出た
しばらく行くと遠くで雷がゴロゴロ。
ついに雨に降られてしまいました。

引き返すこともできましたが予報では天気は好天してくるはず。
レインウェアを着て計画どおり進むことに。
しっかり雨に降られてしまう山行は久々。
雨に耐えながら歩いていると、ずいぶんと離れた斜面に真っ赤なタマゴタケを発見。
しかし少しでも危ないと判断したら無理はせずに見過ごすことに。

雨上がり
雨も落ち着き、展望の良い場所に出てきました。

眺望良く、よい休憩場所になりました。
程よく眺望の良い場所にでてきたため、いったん大休憩をすることに。
レインをぬぎ、腰をおろして休みます。

マロンクリームのパンと温かい抹茶オレ
雨で肌寒かったため、暖かい飲み物がしみわたりました。
周囲はシロヤシオが多い場所で、きっと紅葉もきれいだろうなという景観。


傘がひらききっている
休憩でパワーチャージできました。
雨でテンションが下がっていたけれど、気分も晴れ復活です。
気を取り直し、タマゴタケを探しながらの下山開始。

大きなタマゴタケ
あるわ、あるわ!!
下山途中にかなりたくさんのタマゴタケをみつけることができました。

並んでいい状態のタマゴタケを発見
一度、みつけると周辺には必ず幾つかみつけられる状態。

大きいのを4本並べてみた
特定の場所をしっていたわけではなかったので、適当にチョイスしたルートのわりにたくさんみつけられ大興奮です。

本当に食べられるのか?
下山時には洗濯ネットが重たく感じるほどたくさん収穫することができました。


タマゴタケの他にもいろんなキノコをみつけたよ
山行のまとめ
友人知人がみんなこぞって鈴鹿の山々でキノコをゲットしている。
誰かに具体的にある場所を聞いたわけではないけれど、まずは行ってみないとわからない。
そんな気持ちで入山してみた今回の山行。
はじめての割には大成功だったように思います。
特に、ルート上からはずれることなくキノコをたくさんみつけられました。

けっして一般登山道からはずれることなく、これだけの収穫があったのだから大満足です。
正規の一般登山道なので、特に大きな危険個所もなく道迷いもありませんでした。
急な斜面に生えているのをみつけることがあっても、無理して採りに行くのは危ないのでやめておきました。
山に慣れない方、その山に詳しくない方がキノコに夢中になりどんどんとルートを外れて行ってしまうと、遭難の危険があると思うのでそこは要注意です。
山菜とりやキノコ採り、遭難や滑落、転倒に気をつけなければならないのは同じです。
もし自分がまた行くとしても、同行者とはぐれないようにや、ルートからはずれないようになどキノコ探しに夢中になり迷わないよう気を付けようと思います。

タマゴタケを見つけよう(気象条件など)
下山後タマゴタケはどういう気象条件で発生しやすいのか調べてみました。
発生時期:夏から秋(6月~10月)
針葉樹林(モミ、ツガ、マツなど)
気候条件:梅雨時期・秋の雨が降った後の高温多湿
特に乾燥した日が続いた後に雨が降ると、キノコ類が一斉に発生する傾向がある

まてよ??
ということは!!

今回は普通の虫よけのみ使用。幸いヒル被害はありませんでした。
しかし次回からは、ヒル対策もしっかりしていこうと思います。
タマゴタケの見分け方

これはタマゴタケではないよ
上の写真はタマゴタケではありません。
違いがわかるかな?
ポイントは軸が白いこと。
軸が白いのはタマゴタケではありません。

黄色の軸
タマゴタケは軸(柄)が黄色です。

このギョッとするような赤と黄色のカラーリングがタマゴタケ独特のカラーですね。
注意
タマゴタケモドキという毒をもつ似たキノコがあるそうです。

https://www.hokto-kinoko.co.jp/kinokolabo/wp-content/uploads/2017/12/album02-min.jpg
参考引用※きのこらぼ
あきらかに色が違うけれど、注意しようっと。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%8B%E3%83%86%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%BF%E3%82%B1
参考引用:Wikipedia
上記のキノコもまた、山で時々見かけるキノコです。
あきらかに絶対に食べてはダメそうなヤバイ見た目。
ベニテングタケ。
これもタマゴタケとは絶対に間違えてはならない、毒キノコです。

タマゴタケの下処理

ちゃんとタマゴタケであっている?
私ははじめてだったので下山後にもう一度タマゴタケであっているか確認のため全部を新聞紙の上に広げて一つ一つ確認しました。

さて帰宅したら早速下処理をしていきます。
①虫だし
水1リットルに塩大さじ2程度の塩水をつくる。タマゴタケを1~2時間つけて虫だしをする。
⇒実際には虫はいませんでした。

本当に食べられるのか、この段階ではまだ疑心暗鬼でした
②塩水につけおわったら土などの汚れをとりザルにあげ水気をきる。キッチンペーパーで水気をとる。
この際、軸の硬い部分を少し切り落としたり、料理しやすい大きさに切る。
タマゴタケの調理と保存

調理中に出る黄色の汁がすごいよ
私はとにかくパスタで食べてみたい!!
とずっと想い続けていたので、今回の収穫したタマゴタケは数回にわけ全てパスタでいただきました。

カルボナーラ
いつか私もやってみたいと想い続けていたので、山行当日の帰路にフェットチーネパスタを購入。

材料は一緒・味は和風
使いやすい分量で小分けにし冷凍保存していたタマゴタケ。
洋風にカルボナーラ、和風に醤油ベースでと味を変えて。

フランスの高級食材と言われているだけあって、香りも高く、和風、洋風なんにでも合いやすいように感じました。
「皇帝のキノコ」と呼ばれているとは納得です。
キノコ関連のあったらいいな
洗濯ネットは軽くて100円ぐらいの安価なもので実際には実用的だったわけだけど…
昔から竹籠はよく使われていたようだし

草花の図鑑も大好きだけど、キノコにも挑戦してみようかな
これはもう、迷わずにポチっとしました。
キノコに限らず、アウトドアな料理から家庭でのおうち居酒屋まで!
幅広く使えそうだからこれも買いたしたい

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