2023年2月17日
スプリングエフェメラルのお花探しに藤原岳の孫田尾根へハイキングに行きました。
まだ時期的に早いとわかりながらも、みつけられたお花たちに感動!
可愛らしい花たちに癒された山行記録です。
近年、孫田尾根は花シーズンになると駐車場問題が気になるところです。
藤原岳登山口(孫田尾根)の無料駐車場もぜひ参考にしてくださいね。
アクセス 藤原岳(孫田尾根)登山口の駐車場
毎年、お花の季節になると藤原岳の孫田尾根が大人気ですね。
私も花が大好きなので、毎年、春には孫田尾根を必ず訪れています。
孫田尾根を登山するにはマイカーでアクセスするのが一番便利なのですが、駐車場の問題があります。
藤原岳の登山口、大貝戸と違い、孫田尾根の登山口には公共の駐車場がありません。
地元の方のお墓の駐車場をお借りして停車していたのが実情です。
しかし位置にすると、そのお墓からすぐ手前にあたる場所にカフェ「MY HOUSE」さんが登山者に向け、駐車場を無料開放してくださっています。
近年、私はこのMY HOUSE(マイハウス)さんの駐車場を使わせていただいています。
マイハウスさんの駐車場から登山道に出るまでは、案内を設置してくださってあり親切です。
お墓の駐車場から登山道に出るのとでは、ほんの少しの歩き距離をプラスするだけなので苦にならないです。
何より、お墓詣りにこられる地元の方の迷惑になっていないことを思うと心情的にも安心して登山へ出かけられます。
登山者に向け、駐車場の案内看板もだしてくださっているので、安心して停められます。
マイハウス
住所:三重県いなべ市北勢町新町1333
電話:0594-72-4311
MYHOUSE 山の麓の雑貨と喫茶
OPEN 日・月・火・水/11:00~17:00
※ランチ利用は予約制
孫田尾根をハイキング
MYHOUSEさんの駐車場を出発。
案内看板とピンクテープに沿って歩くと、植林の樹林帯にある登山道へ出ます。
地元の山岳会の方が道をよく整備してくださっているおかげで歩きやすいです。
まもなくすると、神社跡の手前あたりで麓を見下ろしてみました。
青川峡キャンプピングパークが見えます。
神社跡を通過しツバキの花咲く樹林帯を九十九折に登っていきます。
この登山道。
年々、地元の山岳会の方のご尽力のようで歩きやすく整備されていっています。
もはやバリエーションルートとは思えないような整備された道のように感じます。
稜線に出ると、必ず振り返り海の方を眺めてみます。
厚い雲に空が覆われ天気がくずれてくる気配。
雨が降り出すまでのわずかな時間をお花探しすることに。
藤原岳と言えば福寿草が有名ですが、この孫田尾根ではたくさんのスプリングエフェメラルに出会うことができます。
お花には咲きだす順番があり、まだ雪が残る土からもひょっこり顔を出すお花たちを探すため、アリになったような気持ちで目をこらして花を探しながら歩きます。
孫田尾根では馬酔木もよく見かけるお花ですが、アセビはまだ蕾もみかけませんでした。
ヒロバノアマナの葉もまだみかけませんし、スミレも一輪しか咲いているのを見つけられませんでした。
毎年、通っていると、だいたいどの辺りにどんなお花が咲くのか把握しているので、花探しも短時間でみつけられるようになってきます。
会いたいお花もみつけられてワクワク興奮しながら、お花をさがしながらゆっくり進みました。
藤原岳の孫田尾根と言えば、山頂直下の急坂に福寿草の群生がありますが、だいぶ手前でも群生している箇所がありますよ。
ヒントはよく陽の当たる場所です。
まだまだ2月中旬。
例年よりも早く訪れたため、お花はまだ咲いていないかも?と、半分ダメもとな気持ちでやってきていたためツボミを見つけた時は大興奮でした。
登り進むと、途中、登山道から藤原岳にある大きな採石場から大きな音が聞こえてきます。
風の強い日には、砂埃が飛んできます。
「草木」という場所まで進んだところで大休憩。
滋賀県方面の空が、暗く厚い雲に覆われ雷鳴が遠くに聞こえ出しました。
すぐにスマホで雨雲レーダーを確認。
どうやら雨雲はすぐそこまでやってきています。
これ以上進んでも、花は期待薄いし、濡れてしまうのは確実なため山頂はあきらめひきかえすことにしました。
春一番のスプリングエフェメラルに会えた
春一番を感じられるのがセリバオウレン。
いつもの場所にひっそりと1輪だけ咲いていました。
下山では、行にみつけていたツボミを確認。
フクジュソウの蕾はしっかり開花していました。
これから大きく成長するのでしょうか?
小さな小さな福寿草は、花びらが小さく丸っこくて可愛らしかったです。
こちらも小さな小さなお花、セツブンソウ
小さすぎて見落としてしまいそうです。
まだ咲き始めで唯一2輪だけ花開いているものを見つけました。
こちらも、毎年同じ、咲いている場所です。
やっぱり気温の上昇と陽がよくあたる日中の方が花開きみつけやすいです。
今年もあと何回、藤原岳の孫田尾根を訪れるでしょうか。
花好きにはたまらない、そんなルート。
まだまだアイスクライミングの予定がありますが、機会みつけて通いたいと思います。