親子登山、ファミリーハイキングがしてみたい。
そう感じている方も多いのではないでしょうか??
今はキャンプも流行っていますし、その延長線上でアウトドアに興味を持たれ登山に挑戦したいという方もいるのでは??
大人であっても登山に危険はつきもの。
親子で楽しく安全に登山をするための、我が家のちょっとしたコツをご紹介します(^O^)
我が家が親子登山をはじめたきっかけは?
親である私たち夫婦の趣味だったからです。
早い話、親がしたいからですね(^_^;)
結婚前のこと。
自分ひとりで登山を始める勇気がなく、付き合い始めたばかりの現在の夫とゼロから山登りをスタートしました。
どんな山にする?
ルートは?
装備は?
距離は?
時間は?
ひとつひとつ二人で計画を立てながら登った山は、3000m級の山も、標高が低い山であったとしても、
頂上に立った時の
達成感
は日常では得ることのできない感覚でした。
その達成感をこどもにも感じさせてあげたい。
そのひとつひとつの積み重ね
「できた!!」
という成功体験は自信にもつながり、なんにでも挑戦していける人間に育つのではないか??
そう考え、願っています。
そうは言っても、こどもと山に登るということは
正直言って…
意外と簡単じゃないんですよね、コレガ(^_^;)
親の想いは露知らず
子供って飽きっぽいし、しんどいことは嫌いです(^_^;)
我が家の娘たちもそうでした。
ちょっと歩くと
「まだ~?」
「休憩しよう!」
「おやつ!!」
しまいには段々エスカレートして
「もう山頂まで行かなくていい。ここまででいいから帰ろう」
なんて言い出しかねません。
登頂だけが目的ではありません。
素晴らしい景色を一緒に見ること。
今、ココでしか体験できない事を一緒にすることに意義があります。
でも、その時の目標にまで至っていないのに帰ってしまってはもったいないし、来た意味がありません。
せめて
「登ってよかった」
「楽しかった」
という印象を持って下山したいものです。
そこで我が家が親子で山に登る時にしてきた工夫がいくつかあります。
その1 食べ物でつる
はいはいはい。
なんだかんだ言って、これがまずは1番でしょう。
大人も子供も何かお楽しみがなくっちゃね(*´∀`*)
遠足みたいに、一人200円まで~とか決めて自分でおやつを用意させるのもいいですね。
こどもが小さいうちはザックに重い荷物を持たせるのもはばかられますが、自分で食べるおやつや飲み物ぐらいは持たせたいものです。
またちょっとペースダウンした時に、ササッと取り出せる位置にアメちゃんや小さいおやつがあると役立ちますよ(^^)v
子供にとっては、スナック菓子の袋が標高の高い場所に行くとパンパンに膨らんでいるのを見るのも面白い体験。
我が家の山メシ、思い出の食べ物はコレ!!
うなぎ弁当です。
(子供の小さい頃は、うなぎも今ほどお高くなかったんです。年に1~2回の遠征登山で登場)
家族4人分の酢飯(す○太郎とか利用して簡単に)と、買ってきたうなぎの蒲焼を切ってのっけるだけの簡単お弁当。
いくらガスバーナーを持ってるとはいえ、お湯を沸かすのにもけっこうな時間がかかります。
小さい子供は出来上がるまで「待つ」ということがなかなかね(^_^;)
その点このお弁当なら、簡単に作れますし、みんな大好き!!
バーナーで沸かしたお湯で、インスタントの豚汁など汁物でもつければOK。
子供たちにとっても思い出の味のようです。
その2 楽しいルート
こどもの年齢や体力も考慮して、目的の山、ルートを決めます。
そこですごく重要だと思うのが、子供が飽きないということ。
子供向けにと低山ばかりを選んでいると、低山って植林の景色ばかりで単調な山が多いですよね。
大人でも簡単に飽きてきちゃいます。
子供って冒険や探検が大好き。
小さな渡渉があったり、橋や鎖場。
ハシゴなど。
ルートに変化があると喜びます。
途中に大きな滝があるとか、奇岩、巨石がある、海が見えるスポットがあるなど…。
子供が疲れてぐずりだしたなら
「もうすぐ、○○があるから、そこまで頑張ろう!!」
と言えるスポットがいくつかあると、遠い頂上をめざすより、近い目標物に向かって歩いてくれます。
もちろん、こどもの年齢や身体能力は個人差がありますが、親が思っているよりも上手に岩場も登っていってしまいます。
危険のないよう親がしっかりと見守りサポートしながら、挑戦したいものです。
↑は、下山途中にソリで滑って遊んでいるところ。
ただ登山をするのではなくて、何かお楽しみがあるといいですよ。
大人も子供も本気で遊ぶ。
↑遠くに御嶽山の噴煙が見えます。
御嶽山では子供たちは頂上までたどり着けませんでした。
同行者に子供と一緒に途中の山小屋で待っていてもらったのを思い出します。
この山に登ったね。
あの山に登った時はこうだったね。
しだいにこんな会話もできるようになりますよ。
その3 無理をしない
下山はロープウェーを使う
という選択肢もアリだと思います。
なんなら往復でもOKですよ。
参考までに、関西ならロープウエイのある山だと
金剛山
葛城山
御在所
があります。
ロープウェーでお山の上に上がったら、散策路や公園になっているので気軽に大人も子供も山に登って楽しむことができます。
観光客がたくさん来るということは、売店やトイレ、休憩施設などが揃っているので小さい子供連れでも安心です。
また、ドライブウエーで標高の高い位置まで上ることができる山もあります。
関西ですと
大台ケ原
伊吹山
が代表的です。
下手にあまり人気のない低山を選択すると、ルートの整備が行き届いておらず道迷いをしてしまうということも考えられます。
慣れないうちは、観光地化しているようなメジャーな山のほうが、整備も行き届いていてルートもわかりやすく確実です。
大人もそうなんですけど、長く登山を楽しみたいと思ったら、安全登山に無理は禁物です。
ルート上に危険箇所がまったくない登山なんてないと思うんです。
木の根っこにつまづいて転んでしまうかもしれない。
濡れた木の葉に滑るかも。
急に雨に降られて、びしょ濡れになってしまうかも。
こどもに
「危ない危ない」って言いだしたらキリがないです。
公園の遊具にだって危険はひそんでいますし…。
まずは大人も一緒になって体験してみる。
すると自然とこの程度なら子供でもできる、ここは手を貸した方がいいというのがわかってくると思います。
自分たちの出来る範囲で、安全に留意して登山を楽しみましょう。
こんな楽しみも
自然の中でしか出来ない体験も楽しみたいもの。
親子登山に慣れてきたら、少しずつ出来ることの幅が広がってきますよ♫
山へ霧氷を見に行ったり…
日常生活では出会わないような高山植物を見つけたり…
天然記念物の動物にも出会えるかも!
山小屋泊を利用して、満点の星空や雲海、日の出を見る!!
など、非日常の一生ものの体験が出来ることでしょう♫
我が家の娘たちも
唐松岳山荘に泊まった時の満点の星空がすごかった。
や
霧氷の林の中を歩くのがキレイだった
など、過去に登った山の思い出を時々家族で話すことがあります。
近場の低山で慣れてきたら、山小屋泊で少し標高の高い山を目指してみるのもいいですね。
(※前泊をするなどして高度順応をしましょう。ロープウェーやゴンドラを利用する時は、急激に標高があがることにより、子供も高山病で気分が悪くなることがあります。余裕をもった行動計画が必要です)
子供が大きくなってきたら
例えば
ちょっと親子登山に慣れ、子供の年齢があがってくると(小学校の高学年頃から)子供の体力が大人に勝って、登山途中に大人より先にドンドンと進んでしまうこともあります。
「必ず姿の見える範囲でしか先に進んではいけない」など、ルールを決めておくのがいいと思います。
子供って得意になって、あっという間に先へ先へと進んでしまいます。
それが遭難につながったり滑落していることに気がつかない、など事故に至ることもありますから。
まずは大人も子供も簡単に楽しめる範囲からはじめて、徐々にレベルアップしていくのがいいですね。
ポイントは
山はつらい、しんどい、もう行きたくない
なんて印象を持たせないこと。
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