大好きな花「オオヤマレンゲ」
6月から7月にかけ蒸し暑い時期、毎年、この花の開花状況にアンテナをはっています。
今回は初めて訪れる山「銀杏峯(げなんぽう)」へハイキングに行きました。
他にも初夏のお花がたくさん咲いており、またブナの林も素晴らしいものがありましたのでご紹介したいと思います。
日帰りで6月~7月におすすめ!花を愛でる登山、ハイキングのルートです。
こんな人にこの記事はおすすめ
- 東海・近畿・北陸方面からの日帰り登山、ハイキングを探している
- オオヤマレンゲの自生地で花を愛でたい
- ハイキングや登山と、ご当地の温泉、グルメや観光と合わせたプランで楽しみたい
銀杏峰(げなんぽう)
ココがおすすめ
- オオヤマレンゲやササユリなど季節のお花を愛でる
- ブナ林や高原の花など変化のあるルート
- 山頂は展望が開けており景色を楽しめる
まず、漢字の読み方からして難しいですよね。
上記の通り、げなんぽうと読みます。
今回のルート概要
標高/1441m
今回のルート概要/宝慶寺いこいの森→前山→銀杏峰→林道出合→小葉谷登山口→宝慶寺いこいの森
ルート長さ/約9.5㎞ 登り1036m 下り1044m
難易度/技術レベル★☆☆☆☆ 体力レベル★★☆☆☆ 初級の日帰り登山
場所/福井県大野市
登山口/宝慶寺いこいの森(閉鎖中)無料駐車場あり、トイレなし
参考コースタイム/登り(名松新道ルート)3時間40分 下り(小葉谷ルート)2時間40分
※小葉谷ルート登山口から名松新道登山口までの林道歩き3.5kmもプラスして考えトータルで6時間20分程度
短時間でサクッと楽しみたい方におすすめルート
小葉谷(こばだに)コース【登り3時間10分→下り2時間40分】
メモ
スタート&ゴール/小葉谷登山口、駐車場あり、トイレなし
ルートガイド/小さな鳥居をくぐり登山開始。しばらく歩くと鉱山跡石垣の標識あり。九十九折りの急な登りが続く。海抜1300mの標識を過ぎるとゆるやかな斜面となり、高原らしいゆるやかな道を進むと山頂に到着。
(登り)名松コース
いこいの森(閉鎖中)前にある広い駐車場に停め、出発!
トイレはないよ
トイレがないので途中、高速のインターを降りてから市街地にいる間にコンビニなどでトイレを済ませておくことをおすすめします
駐車場の目の前に登山口入り口があるためわかりやすい。
歩き始めはゆるやかに慣れていきたいところですが、いきなり急登スタート。
でもまだこれは序盤で緩いほう。
林道を横切るとここからが本番だよ!
何か音がするなと気が付いたらすぐに水場に到着。
まだ給水したいほど進んでいないためここはスルー。
梅雨の代表的なお花、アジサイ。
山でみるコアジサイは主張しすぎないたたずまいが、うるさくなくていい。
このルートでは稜線に出るまでの間、ずっとコアジサイが登山道を彩っていた。
景色が変わり映えせず単調なため、休憩するタイミングがはかりずらい。
大きな松の木が出てきて小休止。
これは日本固有種のアオダイショウ?
のっそりゆっくりと、動いていました。
時々、現れるササユリ。
強い芳香があり、少し離れた場所からもそれとわかる。
あまりにも美しく見とれてしまうたたずまいです。
なんとも癒されるブナの林。
この中に三角形に似た茶色の実が入っているよ。
ブナの林は綺麗で気持ちが良いけど、あまりに展望がないため単調で飽きてきた。
実はこれも日本固有種。
変わった姿形のシライトソウ。
前山に到着し小休止。
曇り空だが、梅雨の時期、贅沢は言えない。
ふもとの展望が見えるだけでも、なんという解放感なんだろう。
タニウツギかな。
華やかなピンク色は元気がでるね
やっと、展望の開けた場所から山頂をとらえることができ気分的にもテンションUP
笹薮の稜線歩き。
ここからは、それほど山頂まで遠くない!
山頂
山頂では、花好きという同じ趣向から、時々山で偶然に出会うHさんとバッタリ!
他の登山者さんでもそうなんですが、こんな偶然が重なると、「きっとまた偶然にどこかの山で会うでしょう!」ということが、何度も繰り返されるようになってきました
メモ
登りでしっかり汗をかいているので、山頂部で風が吹いている場合、いっきに汗が冷えて体が冷え切ってしまいます。
常備しているレインウェアを防寒変わりに着るのも良いですが、少し羽織るだけならウィンドブレーカーが1枚あると便利です
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山頂部は狭いため、人が増えてきたので簡単な休憩後、下山開始
オオヤマレンゲと山頂周辺のお花たち
毎年、こちらに訪れている登山者さんによると、今年は特に花のつきが良いというお話でした。
開きかけが美しい
横顔も愛らしい
葉も花もみんな丸っこい
かなり覗き込んで撮影
カラマツソウ
シモツケ
初夏~夏のお花がたくさん咲いていました。
アザミの刺が足にあたり痛いよ
ハクサンフウロ
低山ながらも山上部は高原のように開けており、ゆるやかな斜面です。
(下山)小葉谷コース
ニッコウキスゲに出会うと「夏がきたな!」と感じます。
鮮やかな黄色が一際ゴージャスな雰囲気でした。
急登をくだるのは少し神経を使います。
まだたくさんの人が登ってこられるため、すれ違いでは注意して歩きました。
いつまでも蜜を吸い離れないアサギマダラ
下山の小葉谷でも、多くのササユリが咲いていました。
小葉谷登山口に到着すると、後は舗装された林道をいこいの森へくだります。(私たちは途中、樹林帯のショートカットを利用)
暑い時期の舗装路歩きは、疲れた体に強い日差しがこたえます💦
まとめ
銀杏峰のおすすめ
- 珍しいお花「オオヤマレンゲ」北陸の自生地で、他の高山植物や花も多い
- 周回すればブナの林や花など変化があり楽しめる
- 東海、関西からも高速道路利用でアクセスしやすい
- 日帰りハイキングにちょうど良い
銀杏峰は梅雨の晴れ間をねらい6~7月のハイキングに最適ですよ!