そろそろ2020-2021の冬期の山登りも終盤、残雪期に突入といった感じかな。
この冬、やまのぼりブログ管理人の私tomoが、雪山登山、アイスクライミングのために購入して
- 買って本当によかったもの
- リピート買いしている
- 高いお金を出しても納得の品
物のベスト3をご紹介します。
ベスト3 ペツルのヘルメット シロッコとピジョン(バイザー)
アイスクライミングって知っていますか?
アイスクライミングと聞くと、八ヶ岳の赤岳鉱泉の人口氷瀑アイスキャンディーを聞いたことがある人も多いのでは?
赤岳鉱泉や岩根山荘の人工的に氷の壁を作ったアイスクライミングのための練習用のゲレンデが有名です。
アイスクライミングは2本のアックスを氷にさす時によく氷の飛沫が飛んできます。
氷の状態によっては、大きな氷の塊がおちてくることも多々あります。
氷の小さな破片であっても、顔にあたると切り傷になることがけっこうあるんですよね。
私も鼻や頬に小さな傷を作ったことがあります。
赤岳鉱泉ではアイスキャンディーの使用規定に、ヘルメット、アイゼン、サングラス、バラクラバ又はネックゲイターを持参し使用するようルールが定められています。これはコロナの感染予防もありますが、サングラス(もしくはゴーグル、バイザー)というのは怪我予防の安全面のためでもあります。
昨シーズンではサングラスやゴーグルを試してみたけれど、どうも動きずらさや見えにくさを感じて好きではないんですよね。
そこで、アイスクライミングの登攀の邪魔にならないけど、顔、特に目の周囲を守ってくれるバイザーが欲しくなりました。
実は、このブログ執筆中の2021年3月初旬現在、ペツルのシロッコに合う純正のバイザー(ピジョン)は国内ではすでに在庫が出回っていなさそうです。
コロナの関係でヨーロッパからの流通がよくわからない状態のようです。
※他のメーカーの在庫については調べていないので不明です。ペツルのバイザーについては電話問い合わせをした限りではありませんでした。
なんとかペツルの在庫があるうちに本格的にアイスクライミングシーズンに間に合うよう、注文ができ良かったです。
参考
コロナの緊急事態宣言が発令されていたため、まずは大阪の店舗へ電話で在庫の問い合わせをしました。
そしてコロナ期間中のため店頭まで購入に行くのがチョット…と正直にお話したところ、最寄りの店舗へ発送してくださいました。
おかげ様で公共交通機関を使わずに交通費もカット。最寄りの店舗へ直接、出向き、店員さんにヘルメットへバイザーを取り付けまでしていただきました。
ちょっとお得に購入できたかんじです。
シロッコとバイザーの使用感
ペツルのシロッコというヘルメット。
これ、すごくいいです。
頭のてっぺんのオレンジ色の部分はプラスチックです。
(何かステッカーが貼りたかったら、ここにしか貼れない)
前々から、山やクライミングでガイドさんや著名な方が使用しているヘルメットというイメージで気にはなっていたんですよね。
なんせ、重さは160g(s/mサイズ tomoはこちらを使用)
はっきり言って、ヘルメットを被っているという重さ、わずらわしさを感じません。
ヘルメットって持ち運びの邪魔さを感じているのはわたしだけかな?
でも、この軽さならザックにつけて持ち運んでも全く負担に感じません。
そしてバイザーも意外にしっかりしていて、ガンガン毎週アイスクライミングで使用していますが、今のところ綺麗な状態を保てています。
アイスクライミングでアックスを振る動作にも支障なく快適です。
気になる点はしいて言うなら、トップロープでの練習で下を見る際に、少し意識していないとロープにひっかかることがありますが、そこは意識していれば問題ない範囲です。
サングラスやゴーグルがずれて不快に感じたり、視界の悪さ、見にくさのストレスを感じることなく、アイスクライミングを楽しむことができています。
もちろん、バイザーを使用するようになり顔に傷はできてません。
よく見える!邪魔にならないって、安全面にも良いですね。
ベスト2 ホッカイロ マグマ
昨シーズン、アイスクライミングの先輩であり師であり仲間でもあるA氏からある物を勧められていました。
そう、それがコレ「マグマ」です。
はじめは実物を見ないで会話の中でマグマと音でしか聞いていなかったので、何度も最強に温かいホッカイロなのだと聞いていても正直、半信半疑でした。(Aさんゴメンナサイ)
あ!なんと、今ブログを書いていて気が付きましたが、製造元は桐灰小林製薬株式会社です。
小林製薬と言えば、イメージは面白いネーミングの製品ばかりな会社です。
いつもお世話になってる愛用品。ケシミンクリーム。 |
探してみると、小林製薬さんの製品って一般消費者に覚えやすい、おもしろい、わかりやすいネーミングの製品が多いですよ。
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当ブログ管理人のtomoは今シーズン、アイスクライミングには昨年より力が入ってます!
寒~いのが本当に嫌なので、マイナス20度にもなるという八ヶ岳でアイスクライミングをやるなんて本来の自分なら信じられないのですが、アイスクライミングってやってみると本当、楽しいんですよね。
寒い寒い屋外のスポーツ・アイスクライミング。
寒さを少しでも軽減し快適にアイスクライミングをするため、人が「いいよ」「お勧めだよ」と言ってくれるものは何でも試したい。
藁にもすがる思いで「マグマ」を最寄りのイオンで見つけ即、買い物かごにいれていました。
パッケージにある「すぐ高温・屋外で冷めない」の文字。さらには「屋外作業・ゴルフ・スポーツ観戦」と表示してあります。
ということで、早速、真冬の八ヶ岳アイスクライミングで使用してみることに。
ホッカイロ マグマの使用感
貼る位置は、おへその下あたりにアンダーウェアの上から1枚。靴下に1組です。
今までの貼るタイプのホッカイロでは、実は、本当に寒い屋外では温かさを実感できなかったんですよね。
むしろ、貼ってるのになんで温かく感じないの?と、疑問に思っていたぐらいです。
さて、このマグマ。
本当に手で直に触ると「めっちゃ熱い」です。
しかし、本当に極寒の八ヶ岳、しかも氷瀑ができるくらいの寒い場所です。
アイスクライミング中、貼っている箇所を体感的には熱いとまでは感じることはできませんでした。
しかし、今まで極寒の中で感じていた足の指先がじんじん冷えるということはこのマグマを使い始めて一度もありません。
本当に八ヶ岳は寒いです。マイナス20度近くなる世界です。
熱いとまで感じなくても、寒い、冷たいと感じない、ということは大変ありがたいです。
終盤に入りましたがアイスクライミングはまだまだ続きますので、常備している必需品!
ベスト1 Patagonia DASパーカー(ダスパーカー)
私がDASパーカーを知ったのは一昨年のアイスシーズン。
アイスクライミングの練習中、ビレイ時に温かそうなジャケットを着ている人から教わったのが最初です。
同じ話を複数人から聞いたら気にならないはずがありません。
なんでもPatagoniaの名品と言われるビレイ用のパーカーで、なんと廃盤になっているらしいと。
だから市場で探すのは至難の業、中古ならあるよと。
そうそれがこのDASパーカー、なんと4年ぶりに復活するというではありませんか!!
買わない手はありません。
最近の私は温かく軽く手入れの簡単な化繊インサレーションがお気に入り。
そう、このリニューアルしたDASパーカー。良いタイミングで登場してくれたのです。
ポイント
- 生地が柔らかいので着心地もごわつかず心地良い
- ヘルメットを被ったままフードも装着できる
- 裾をドローコードで絞ると冷気が入ってこない
- 袖口にはサムループつき
- 従来モデルより20%軽くなった(女性用Mサイズ522g)
- 化繊だから濡れても保温性が低下しずらい
- 優れた断熱素材のエアロゲル使用
DASパーカーの使用感
DASパーカーを私が着用する時は主にアイスクライミングの停滞時です。
特に極寒での長い待ち時間、ビレイ時に威力を発揮してくれます。
寒い寒い氷瀑の懐で、先行者やリード者が登りきるのを、ほぼじっとして待つ時間の長いこと。
自分が登るまでの間に身体が芯から冷え切ってしまいます。
ビレイ時と、自身の登攀時の運動量の差。体感温度の差はハンパないです。
少しでも停滞時ビレイ時の冷えを軽減したい。
化繊のジャケットにまさかの高額代金。
悩みましたが低体温症にならないためには背に腹は代えられないです
めっちゃ良い!
DASパーカーの良いところは着たままでクライミングのビレイができるということです。
ダブルジッパーのため、裾側からジッパーを上へあげればハーネスのビレイループにセットしたギア類、ロープと干渉せずに使用可能です。
この内側についた大きなポケット。
知っている方も多いと思いますが、これはビレイジャケットと呼ばれるものにはだいたいついている機能でして、他のブランドでもみられるものです。
長時間停滞しているビレイ時に使用していない手袋や小物、衣類などの冷えを防止し温めておけるものです。
クライミングに限らず、登山でも保温着としてDASパーカはあると安心です。
嵩ばるように思えますが、付属の袋よりもギュッと押し込めばさらにコンパクトになります。
驚くほど軽いためザックに1枚DASパーカーが増えたからといって、重量的な負担は感じません。
厳冬期の登攀途中、休憩時やテント泊など防寒対策が必須な場面では迷わず携行したいアイテムと言えます。
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DASパーカーと迷ったけれど、値段や重さ温かさの面で、tomoは大は小を兼ねる!ということでDASパーカーに決めました。
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DASパーカーにするかDASライトにするか迷ったけれど、DASにして私は正解!!
重さや嵩張りは全然苦になりません。
まとめ
この冬はアイスクライミングのために通い続けた八ヶ岳。
今回、ご紹介したベスト3の品のおかげで大きなネックだったアイスクライミング時に起きるストレスが緩和されました。
より、クライミングに集中することができました。
やはり道具って大事ですね。
名品とか、人が「いいよ」「お勧めだよ」と言ってくれているのにはわけがあるのだなと実感しました。
まずは試してみなければわからない。
試して良かった!ので、今後も愛用していくこと間違いなしです。