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【御在所岳】ヒルの目撃情報と対策

ヒルが多く生息している鈴鹿山系の中で、唯一、ヒルがいない、もしくは少ないと言われている御在所岳。

なんと、この御在所岳で一日に2件のヒル被害を目撃しました💦

目撃した場所やヒルのいそうな場所、ヒル対策についてまとめました。

御在所岳にもヒルはいますよ

ヒルとは

ナメクジ、カタツムリ系が大の苦手なので写真は自粛しました。

蛭はこんな可愛いものじゃないよ
  • ヒル(山ヒル)はミミズなどの仲間で広く全国に分布している。
  • 体調は3~5センチ、伸び縮みし、伸びると5~7センチ程度。体の形は円筒形。
  • 吸盤を持っており、パッと払い落としたつもりでも簡単には落ちません。
  • 動き方は尺取虫のよう。しかもヒルは人間が思うよりも速く動く。1分で1m程度。地面から足元へ這いあがってくるのにそれほど時間はかかりません。
  • 吸盤の周囲にあるセンサーで動物や人間の呼気に含まれる二酸化炭素や体温を感じるセンサーがあり、それを頼りに近づいてくる。
  • ヒルが吸血中に「ヒルジン」という物質を出し、これにより人間の血液を凝固させる(フィブリン)働きを妨げるのでなかなか血が止まらない。しかも、血を吸われている間はほとんど気づくことがないため、多量の流血を見てはじめてヒルに噛まれたことに気が付くパターンがほとんど。
木の上から頭上へ降ってくるというのは決して冗談ではありません
注意

2022年5月3日追記

この本を読んで昼は木から落ちてこない理由がわかりました!

子供たちがヒルについて研究した内容がわかりやすくまとめてある本です。

おもしろくて、ついヒルの気持ち悪さ(失礼💦)も忘れてグイグイと読み進んでしまいました

おすすめの一冊です♡

 

ヒルが活発に活動する時期と場所

USAGI_POST / Pixabay

ヒルが活発に活動する時期:春~秋・気温が20度以上・雨上がりなどの湿った蒸し暑い日

梅雨にヒルが多いというイメージがあると思いますが、秋も油断大敵!要注意ですよ

ヒルが多く生息している場所:湿気の多い場所・落ち葉や小石の下

ヒルの被害にあいやすい体の部位

  1. 下肢(50%以上】
  2. 頭部

ヒルに吸われたあとの症状

血が1~2時間とまらない

  • 猛烈な痒み
  • 出血
  • アレルギー症状(蕁麻疹など)

御在所岳にはヒルがいない??

御在所岳にヒルはいない説は崩れました( ;∀;)

 

登山者

御在所岳にはヒルがいない

鈴鹿山系のヒルにまつわる話題で、こんな事は聞いたことありませんか?

なぜ、ヒルの多い鈴鹿山系で御在所岳にはヒルがいないといわれてきたのでしょうか?

  • ヒルはアルカリ性を好むので石灰岩の山に多い
  • 御在所岳は花崗岩(酸性)なのでヒルがいない(少ない)
確かにヒルの生息率は低いかもしれないけど、今回、実際に御在所岳でヒルを目撃しました。だから全くヒルがいないという考えは間違いですね
  • 杉林にはヒルが多い
  • 桧の林にはヒルが少ない
油断大敵。どこにでもヒルがいると考え対策をとることをおススメします

【御在所岳】ヒルの目撃情報…その1

では、実際にヒルに遭遇した今回の状況を紹介いたします

2019.06.08

当ブログ管理人のtomoは、所属している山の会の研修で御在所岳を訪れました。

梅雨入りしたばかり。

梅雨らしい気候。

研修の二日間のうち1日は実技講習で実際に山を歩きます。

4班にわかれ、御在所岳のそれぞれの場所で訓練しました。

 

私が配属されたグループはヴィア・フェラータの登攀です。

裏道を横目に谷を進みます

集合場所の日向小屋をスタート、北谷を何度も渡渉しながら進みます。

朝のうちは青空もあり天気が持つかと思われましたが、ヴィア・フェラータの取り付きにつくまでには雲が広がってきました。

美味しかったキイチゴ

途中、小休止で水分補給をするため立ち止まるとメンバーの一人が流血していることに気が付きました。

彼は自分のズボンに血がついていることに気が付き、ヒルの被害にあっていることが発覚!!

おそらく満腹まで吸血したヒルは自然と落ちたか、離れたものと考えられます。

ズボンをめくっても、ヒルの個体そのものはいませんでした。

 

メンバーは全員で8人。

すぐに皆でヒル被害が他にないかチェックしましたが、流血しているのは彼一人だけでした。

いったいどこでヒルが足についたのか??

この日の行程はまだスタートしたばかり。

考えられるのは…

ヒルがいたと考えられる場所

  • 日向小屋の周囲の湿気の多い草むら
  • 日向小屋~藤内小屋までの間の北谷ルート

それからの私たちは、俗に言う「ヒル目」(なんでもヒルに見えてしまう💦)や「ヒルってる」(ヒルに吸われた人を指す)などと冗談を言い合いながらも、小休止ごとに「ハッカ油」を足元に振り、ヒル対策をしながら進みました。

【御在所岳】ヒルの目撃情報…その2

一つ目のヒル被害から、間もなく二つ目のヒルに遭遇しました

藤内小屋で大休憩

北谷を登ってきた私たちの班は藤内小屋で、いったん大休憩をとりました。

各自、トイレ、水分補給をすませます。

藤内小屋には裏道を登ってこられた登山者や、なじみの小屋番さんがくつろいでいました。

私の所属する山岳会(アルパイン部)の皆さんは大ベテランの先輩ばかり。

藤内小屋の小屋番さんとも顔見知りの方も多いです。

自然と話題は、先ほどのヒル被害について。

 

ヒルの話題をしていた、まさにその時…

藤内小屋の歩荷をし到着したばかりのKさんの肩の上に!!

なんとヒルが💦💦

 

まだ血を吸っていなそうな小さいヤツが一匹…

はじめて本物のヒルを見ました

写真におさめようと考えた時にはすでに、塩で退治されていました…。

ヒルの出没場所は、小屋番さんが歩荷をしてきた駐車場から藤内小屋までの間の区間と考えられます。

二日間の研修山行中、参加者が30名近くいる中でもヒルの被害にあったという報告は、私たちの班の1件と、この藤内小屋での1件の2件だけでした。

梅雨のじめじめしたヒルの出没しやすい環境下のなか、御在所岳で4班(本谷・藤内沢・ヴィア・フェラータ・後尾根)に分かれましたが、この2件だけです。

偶然?にも駐車場(ゲートを通り越し日向小屋のすぐ下)から裏道登山道の区間です

追記☆目撃情報その3

ブログ読者の方から、ヒルの目撃情報を頂きました

なんと、頂いた情報では私たちと同日の朝7時ごろ。

裏道登山道の入り口付近でヒル(個体2ヶ)と遭遇したとのことです。

その方は5人グループのしんがりを歩いていたそうです。

やはりヒルは人間の呼気に反応して活動が活発になっていると言えます。

 

 

上記の情報からも御在所岳の裏道登山道はヒル出没が決定的です!!

しかも場所は登山口入り口に近い標高の低いところで出没しているようです。

情報提供、ありがとうございました

追記・目撃情報その4(Twitter編)

2023年も御在所岳でのヒル情報がありましたので掲載します。

 

 

過去にも、御在所岳でヒルの被害にあった情報や、目撃情報が多数ありました。

ヒル被害にあわないための予防対策

step
1

ヒルのいる場所へは行かない

梅雨に咲くコアジサイも好きなお花です。

鈴鹿山系のヒルが多い生息地域

藤原岳、霊仙山、御池岳、三国岳、烏帽子岳、入道ヶ岳(宮妻峡など)

ヒルは谷筋などの湿った地形が大好き!ルートを選ぶ際はなるべく尾根筋がいいですね

step

服装にきをつけヒルの侵入経路をふさぐ

ヒル対策は万全?!

  • 長ズボン、長靴下、長袖の上着(肌を露出しない)
  • スパッツ(ゲイター)の装着
  • 隙間のあくボタンのシャツは避ける(隙間からヒルが侵入)
  • 女性用のストッキングをはく(目が細かくヒルが侵入できないと言われています)
  • 濃度20%程度の塩水を含ませたタオルを首回りに巻く

スパッツ(ゲイター)は隙間からヒルが侵入してきた場合に見つけにくいため賛否両論の意見があります。 極端な考えとしては、むしろヒルがついていないか確認しやすい服装の方が良い場合も

step
3

忌避剤の使用

photosforyou / Pixabay

私のおすすめはハッカ油です

先輩方も皆さん同じものを持っていました。

小休止ごとに靴や衣類に直接スプレーし使用します。

ヒル専用の忌避剤も商品化されていますよ

 

step
5

同行者とお互いにこまめにチェックする

geralt / Pixabay

ヒルに吸血されていても痛みがないから自分では気づきにくい

同行者とお互いに足元から頭部まで全身のチェックをこまめに行いましょう♪

早期発見し被害を最小限にくいとめましょう!!

その他の対策(Twitter編)

Twitterでこんな情報を発見しました。

ヒルの被害にあわないためなら色々試してみる価値ありでは!?

 

この肩こり用のローションにはメントールが入っています。

このメントールとはハッカに含まれる成分の事をさしているので、ハッカと同じ効果が期待できるのかもしれません。

しかし、このローション本来の用途は肩こり用なので、一度ヒルに使用してしまったものを間違っても肩には塗らないよう注意しないとですね

ヒル被害時の対処法

  1. まずはヒルを体から離す(塩やアルコールをヒルにかける)
  2. 傷口からヒルの唾液成分を出す(ポイズンリムーバーの使用や、指で皮膚をつまみ絞り出す)
  3. 傷口を洗う(水や消毒用エタノールの使用)
  4. 止血(止血の基本は圧迫止血&絆創膏を貼る)

痒みや発疹、熱がおさまらないなど症状の改善が見られない場合は皮膚科受診をおすすめします

 

まとめ

鈴鹿山系御在所岳にもヒルは確実にいます

ヒルの活発に活動する時期や場所を把握し、事前の対策をしっかり行いましょう。

私は山行時は常にハッカ油を持参するようにしていますよ

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